パザ日誌

2002年10月10日(木)

愛国心

なんか某サイトで「愛国心」なんていう話題があった。「愛国心」という言葉に一瞬嫌悪感が襲うのは、戦争の時の反動で育った世代だからか? 前に何かの本で読んだけど、「国」という言い方について、二通りの意味でとれるという事。ひとつは「文化」という意味での「国」、もうひとつは「政治的」な意味での「国」。でも本来は後者は「国家」というべきだ! という内容だった。「国」と「国家」を明確に使い分けろという考えには賛同できる。つまり、そういう意味で「愛国心」と言えば、戦争の反動で育てられた大体の日本人でも「愛国心」を否定はしないだろう。「日本」という文化を愛する気持ちは、白いゴハンをおいしく食べている瞬間に確実に存在するから。でも「愛国家心」と言われれば、嫌悪感が来る。これは無理もない事で、「国家」が国民を愛してないのに、何で国民が「国家」を愛する事が出来るというのか? という事じゃないかなぁ。非常にシンプルだよね。だから、「愛国心」はあるんだと思う。「愛国家心」は……いったいどうやって持てばいいんだ!(笑)

話変わって、小心者の杖日記さんの10月8日の日記に「しおしお」の話題があったので思い出しました。PASCALSのCDをいち早くゲットした(20020916の日誌)、先月の「たま」のライヴでは、もう一枚CDをゲットしておいたのだった。

しおしお

それが、「たま」のナゴム時代の作品で、CD化され今はなかなか手に入らなくなっているこの「しおしお」というアルバム。「なかなか手に入らない」という噂は聞いていて、ほとんど諦めていたら、ライヴの時売ってるのを見てびっくりした。しかも結構枚数が有って積み上げられていた。勿論、その時点では有ったけれども、今はどうかは分からない。ライヴだけの特別販売だったのかもしれないし。ただ、一緒に置いてあった「たま、ネパールへ行く」というヴィデオは「ここにあるだけで、販売終了」という事だった。この「しおしお」で一番気に入ったのは「かなしいずぼん」の石川さんの台詞部分の、ナマコのお嬢ちゃんはどっちが頭だかお尻だか分からないので、ガムテープで印を付けておいてくれっていうやつ。がっはっは。この発想、いつもながらに凄すぎで素晴らしいです。

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