パザ日誌

2003年09月09日(火)

京都というスゴい町

火事ではなくて、雷です。

雷

今日は南東の空に怪しい雲がモクモクと沸き立っていて、音も無く雲の中で雷がピカピカ光って、かなり良い怪しさ具合だったので写真を撮ってみたのです。雷雲って黒いというイメージがあるんですけど、この雲の一部はまったくの夏の入道雲のようで、しかも真っ白。それが余計に怪しさを増して居る感じでしたです。でもこういうの撮るの難しいですね。新しいデジカメがそろそろ欲しい所であります。一杯撮って、この写真が唯一まだマシな写真でした。今日は月と火星が接近する日だそうで、この雷はその前の前座だったのでしょうかねぇ。

今日の京都は(も?)もの凄い猛暑です。もーしょうがない……なんて、くだらないシャレが出てくる程です。やっぱり京都の暑さはちょっと特殊ですよね。ボクはずっと「夏の暑さには強い!」という自信があったんで、初めは京都の夏の暑さをなめてたんです。でも京都の暑さは今まで味わった事の無い種類の暑さで、エアコンが無い部屋に住んでいたんで、真剣に命の危機を感じた事があります。ボクが京都に来た一年目は、色々な意味で京都という町を恨み続ける日々だった様な気がします。

京都のスゴさというのを思い知らされた事って言ったら他にもあって、これもスゴいですよ。前にNHKの朝の連続テレビ小説で「走らんか!」っていうのをやってて、そのなかに結婚相手を選ぶのに
八卦
はっけ

で選ぶっていう話があったんです。「当たるも八卦当たらぬも八卦」っていうやつですね。ボクは良く知らないんですが、「占い」みたいなものと考えればいいですよね。そいういうドラマを見ながら「今時そんなヤツはおらへんやろ?」って思ってたんです。もうこの展開からしたら居たって言ってるようなものなんですが、その通りで実際に居た訳なんですね。

ちょうどそのドラマをやってた時期に、転職するの為に職安からの紹介である会社へ面接にいったんです。その面接の最後に言われたのは、「うちでは昔から馴染みの占い師さんに見てもらって、それを採用の参考にしますんで、(合否の)お返事にはちょっと時間を頂きます……」なんて平気で言うんです。ボクは「へ????……」ってな顔になって暫しフリーズしてしまいました。今は明治? 大正? 昭和? ってな感じでした。何がスゴいって、それを内々で行うんじゃなくて、平気な顔して言うんですよ。さすが京都! って感じでしょ(笑)。しかも、もし採用になってもこっちから断ろうと思っていたのですが、向こうから電話で「不採用という事で……」とか言われるし(笑)。この会社、陰陽師で有名な清明神社の近くだったので、ひょっとして陰陽道で占われたのかも知れませんね。まぁボクは占いなんて一切信じないので、別に結果がどうだとかは関係ないですけど。

そうそう、今ふと思い出しましたけどこの会社、他にもこんな事を言っておりました。「うちでは従業員が万が一死亡事故や大怪我なんかをした場合、会社に損失が出ては困るので、社員には全員、会社が受け取り人になる生命保険を掛けてもらう事になります。」恐るべし京都でしょ(笑)。

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