パザ日誌


2003年12月21日 (日曜日)----すぎもとともひで

聖ザッパッパ・デー

ザッパヒゲ・ケーキ

十二月二十一日は京都では終い弘法の日。弘法大師空海の月命日である二十一日は毎月、東寺(教王護国寺)にて「弘法さん」と呼ばれてる弘法市が行なわれていますが、十二月は今年最後の「弘法さん」という事で、終い弘法と呼ばれています。日曜日と重なった今日は、凄い人出だったんでしょう。......が、そうじゃなくて十二月二十一日というシンメトリーな今日は、フランク・ザッパ御大の誕生日なのですな。ザッパ御大と終い弘法......まったく接点が見いだせないのはご愛嬌。

ザッパ御大が生まれたのは1940年という事で、生きていたら今日が六十三歳の誕生日だった訳ですね。宗教的な意味合いがまったくなくて、誰の誕生日でもめでたいことには変わりあるまいてな事で、クリスマスなる世俗的な慣習を我が家でも「ケーキを食べる日」くらいには行なってたのですが、今年からきっぱりと廃止。その代わりというのでは無いのですが、ザッパッパ・デーの今日、「スタジオ・タン」「ティンゼルタウン・リベリオン」を聴きながら生クリームを泡立てて、ケーキなどを作ってみました。一応デコレーションはシンプルに、上にヒゲをかたどった位にしてみたのですが、どうもヒゲの形が上手くいかなかったですな(笑)。ザッパヒゲというよりは、岸野雄一さんのヒゲみたくなってしまいました。それも楽しいという事で、食後にコーヒーと「ユー・アー・ホワット・ユー・イズ」「たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船」「ブロードウェイ・ザ・ハードウェイ」「アポストロフィ」「オーバーナイト・センセーション」などと共に、ザッパ御大を偲びながらこのケーキを食べました。

2003年10月30日のパザ日誌で書いた「NHK音楽祭」のケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団のプログラムがやっと地上波でも放送されるというので、そろそろ始まりそうな時間です。ケント・ナガノ氏といえば、ザッパ御大とも関係があった音楽家という事で、ザッパッパ・デーの締めくくりにピッタリかも知れませんですね。楽しみ楽しみ。

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