パザ日誌

2002年04月19日(金)

ProtoolsのMIDI機能

マイナス・ワン(ドラムだけ抜いてドンカマをいれたもの)を作ったりした。

これはドラムだけで演奏する時に、ヘッドフォンでクリックを聞いて録音された演奏と同期するのによく使われるもの。Lチャンネルにはドラム抜きの演奏、Rチャンネルにはドンカマのみを入れるのであるが、単にパンを左右に振って終わりというものでないのだ。厄介なのはリバーブで、原音はパンで振るだけでいいのだが、リバーブの残響音は両方に返ってくるのでちょっと設定をいじる。これもAudioトラックなら簡単に終わるのだが、問題はMIDIデータにかかったリバ−ブ音である。

クリックにかかったリバーブは当然左右に広がる。だからクリックの入ってるトラックのリバーブをエディット・ウィンドウで0にする。これをやらないと演奏するときに右トラックに残った残響音のクリックだけが、客席にまで聞こえてしまいとっても間抜けな目にあう。これも簡単。残るはLチャンネルだけにあって欲しいモノのである。これもクリックと混ざって聞こえると演奏しにくい。さっきと同じパターンでやりたい所だけど、こっちはリバ−ブ音は残したいので0にするわけにはいかない。音源の「リバーブ・パン」を左いっぱいに振ればいいのだ。ここでちょっとつまづいた。音源の「リバーブ・パン」を操作するには「システム・エクスクルーシブ」というデータを書き込んでやるんだけど、Protools LEはこれを「ステップ入力」できないにみたいなのだ。ガビーン。

ボクはVisionで打ち込んだMIDIデータをSMFに書き出して、それをProtools LEへインポートしている。だからその時点でもうGMシステムオンとXGシステムオンを入力してしまってるので、当然「リバーブ・パン」はデフォルトのセンターに戻ってしまう。音源の「リバーブ・パン」を左いっぱいにするにはF0 43104C 02010D01 F7と手入力する必要があったのだ。(今から思えばそのシステムオンを削除してしまえばよかったのだが……)それだけのためにVisionを立ち上げてシスエクを打ってSMFに書き出し、Protoolsでインポート……なんてアホらしい事をしなくてはいけない。
Digidesignさん、これぐらいの機能つけといてよ!!!(ひょっとしてホンマは出来たりして……知らんだけか?)

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