とある方に頂いた本があるのを思い出し、ちょろっと読んでみました。すると、一ページ目からバファリンが欲しくなり、二ページ目では吐き気がしてきて、三ページ目以降は「いくらかで売れるだろうか?」とか考えながら(笑)、七〇〇系新幹線並の超高速で飛ばし読みしました。
まったくつまらない本。その二ページ目になにが書いてあったかというと、学校としてどうしても考えないといけないのが、「心の教育」なのです。
なんていう事です。そしてその理由として公立高校などでは「宗教教育ができない」なんて事を問題にしておりまして、そのままゴミ箱に投げ入れたい衝動にかられました。なんでそんなに学校にばっかりやってもらおうとするのだ? 宗教教育なんてものは家庭の問題でしょ? まぁその家庭に宗教が無くて、錆び付いて粉々に砕けそうな安っぽい道徳感と、コンビニの袋に入った工業製品の愛情くらいしか無いのでしょうが。
いや、だいたい義務教育を初めとする日本の学校教育なんて、「もともと心の教育をずっとやってきていた」という意見があって、まったくその通りだと思いますね。本当の問題はまったくの逆で、今こそ「学校は今までやってきた心の教育をやめろ!」って言わないといけないと思うのですよね。心の教育を家庭に奪回しないと。実は学校はずっと国家の名の下に「心の教育」をやってきて、一種の洗脳をしてきた訳です。教育は「自由」であるべきで、「権利」とか「義務」とかという言葉とは馴染まないと思いますですよ。でも結局の所、根本の「家庭」が無いという(笑)そういうオチで終わるのですね。あぁ、人類は確実に退化をしてるのでしょう、皆それを「進化」と呼んでるだけで。