パザ日誌

2003年04月28日(月)

バリとトゥヴァの音楽

デイヴィッド・ルイストンという人が実際にバリに入って、現地でデジタル録音をしてきたというCD「ガムラン&ケチャ」というのをレンタルしてきて聴いています。

目的はケチャなんですが、このCDには一曲だけケチャが入っています。一曲だけとはいえ凄くて面白いです。まず思ったのはドラム・コーみたいだなぁという事でした。なんて言ってもドラム・コーの世界も全然分かってないのですが、ボクが唯一持っている創価ルネサンス・バンガードのCDに入っている「Triplet Diddle」という曲(というかルーディメンツ)みたいだなぁという感じ。これは「Triplet Diddle」というルーディメンツを遅いテンポからだんだん早くしていってるのですが、早くする時に先導役みたいな人が次のテンポを出して、それに従って早くなっていくっていう感じなんですが、このケチャもそういう感じでテンポが変わっていくんですね。とても面白いです。

それと同時にあと一枚借りてるCDがありまして、それも民族音楽でShu-de(シュ=デ)っていうグループが演奏している「トゥヴァのホーメイ」っていうアルバムです。トゥヴァというのはモンゴルの隣にあるトゥヴァ共和国という国の事で、ホーメイというのはいわゆる「ホーミー」と言われている、1人で2重唱をするというあれですね。このアルバムも素晴らしいです。特にホムス(口琴)の演奏が凄くて溜息が出ました。どうやったらこんな事ができるんだろうという感じ。口琴をビョンビョンとしながらホーミーの高音部のパートみたいなメロディが同時に乗っかってるんですよ。まったく凄いです(そういえばバリの方にも口琴の演奏が入ってましたが、音質がちょっと違う感じでした。ライナー・ノートが入ってなかったので詳しい事が分からないのですが)。

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