パザ日誌

2004年08月07日(土)

姫神祭り

姫神

我が故郷、牟岐町の夏祭りと言えば、「奇祭」として紹介される機会の多い「姫神祭り」。ボクがまだこっちに住んでいた頃には、8月1日がこのお祭りだと決まっていたような記憶があるのですが、いつの間にか「8月の第1土曜日」みたいな事になっていたのです。それで、「8月の第1土曜日」ならば今日がその日なので、これは今年は何年ぶりかに姫神祭りの花火大会を見る事が出来る! と思っていたのです。でも、何故か今年の姫神祭りは7月31日だったので、残念だなぁ……と思ってました。

ただ、この日は皆様覚えていると思いますが、四国に台風が上陸して、エラい事になっていた日。それなので、ひょっとしたら1週間延びたかも? と思って、今週の初めにネットで検索してみると、なんと「台風の影響で8月6日(金)に延期になりました」という事でがっくり。

なんで金曜日なんだよぉぉぉぉぉぉぉ……。と思っていたのですが、きっと土曜日は予め他の地域で、すでに花火の予定があるんだろうなぁと思って諦めてました。で、昨日京都を出発する前に、地元の友達にメールをしたら、なんと「明日(つまり今日)に延びた」との事で、大喜びで帰って来たのでした。

久しぶりの姫神祭り。そして、久しぶりのこのお祭りの主役(写真参照)。この主役を見て頂ければ、この祭りが何故「奇祭」と言われるかがお分かりになるかと思います(笑)。そう、ナニのナニがナニな訳ですな。昼間にはこのナニを船に乗せて、沖合いにある磯釣りのメッカで無人島の「牟岐大島」へ奉納(?)へ行く訳です。その様子がNHKのニュースでまで—-モザイク無しで(笑)—-放送され、アナウンサーが「男性のシンボルを」なんてコメントを読む訳ですから、この祭りは大らかな訳ですよ。まぁ、お祭りっていうのはそんなものであります。

夜には西の浜にテキ屋さんの夜店じゃない、町民の人たちの夜店が並ぶんです。この辺り、最近の事だと思うんですが、これがなんともいい雰囲気です。本当に町民のお祭りって感じです。それに、綿菓子なんか50円だったりするのであります。安い。ご飯食べた後でお腹いっぱいだったんですが、トウモロコシの焼いたのを食ってしまいました。海を見ながら食べて最高に美味しかったです。

その夜店から離れて、この「シンボル」が祀ってあるのですが、それがちょっと寂しそうだったのです。きっと、親子連れで訪れる場所には、ちょっと微妙な感じだからかなぁ? とか思っていたんです。お嬢ちゃんに「お父さん、あれ何?」なんて言われたら困るなぁ……みたいなね。そんな事を考えながら、前を通りかかったら、おばあちゃんに連れられた小学生がやってきたんです。そして、そのおばあちゃんが孫に賽銭を渡しながら「拝んどき、『将来立派になりますように』言うて!」って言ってました(笑)。むしろ小学生の方が困ってましたですね。ええぞ、おばあちゃん!!

夜8時から花火大会があったんで、通称「赤堤」へ。ここで花火を上げているので、ここで見るのがベスト・ポジションだと思うのですが、皆、夜店とか阿波踊りをやってる西の浜へ集まっているので、この場所にはほとんど人が居ませんでした。誰も居ない堤防に寝っ転がって花火をみるなんて、こんな贅沢はなかなか出来ません。多分、1万発の派手な花火大会を、人混みにギュウギュウにされながら、前の人たちの頭越しに見るより、350発の花火をこうやって見る方が、よっぽど値打ちがあるってもんです。

いつも、この花火を見るためだけにでも帰ってきたいと思ってたので、久しぶりに見たこの花火は最高でした。写真は撮りませんでしたが、持って行ったMDで録音して来たので、また何かのネタにでも使おうと思いますです。多分、あれ録音してたのはボクだけだろうなぁ(笑)。

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