パザ日誌

2005年11月09日(水)

桂吉朝さん

今、桂吉朝さんの『

地獄八景亡者戯
じごくばっけいもうじゃのたわむれ

』を聴いております。

さっき、シェーンベルクの『浄夜』を聴きながら、ネット巡回してましたら、このニュースに当たりました。上方落語屈指の実力派、桂吉朝さんが死去(asahi.com:おくやみ)。

もう愕然としました。ご病気だったのは存じ上げておりましたが、地下鉄の通路の市民寄席のポスターに吉朝さんの名前を見つけて、あぁ元気になりはったんやなぁ……と思っていた所だったのに。結局、生で吉朝さんの落語を聴く事は出来なかったのも非常に悔やまれる所です。

ボクが最初に吉朝さんを認識したのが、中島らもさんがやっていた劇団『リリパット・アーミー』でした。リリパットも舞台で観てなくて、テレビでやってた『桃天紅』という芝居でしたが。枝雀師匠がなくなって、らもさんが逝って、今度は吉朝さんとは……。これは落語界だけでなくて、本当に日本文化の大損失ですね。

今頃は枝雀師匠や中島らもさんと久しぶりの対面を果たして、楽しく語り合っているころでしょうか?

心よりご冥福をお祈りいたします。

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