パザ日誌

2006年03月01日(水)

リハ

夕方の冷たい雨の中、iPodで武満徹の『ジェモー』を聴きながら、Arcdeuxへ。

いつもライヴではライン録音をしてもらっていて、CD-Rに焼いてもらっているんですが、先日のライヴのCD-Rをずっと受け取りに行けてなかったので行ってきました。

靴からしみ込んだ雨で靴下が中途半端にぐしょぐしょで、なんとも気持ち悪い感じで辿り着くと、今日は何もライヴがないようで、静かで暗い地下のライヴハウスは、なんともいい感じの裏感があって良いですなぁ。私はライヴの本番も好きですが、その裏側っていうのも大好きで、それはP.Aの卓や、その横に積み上げられたエフェクターなんかのビジュアルとか、何にも無いホールに機材がセッティングされていく過程とか、逆に終演後のバラしとか、そういうものが大好きなんですね。だから、ライヴでもリハが好きで、サウンドチェックとか、照明の角度を調整してたりするのを見るのも大好きです。

そういえば、昨日の日誌に書いた武満プログラムの京響定期演奏会は、曲によってオケの配置が全て変わるので、曲間にはいちいち団員さんがハケて、椅子とかハープとかの楽器の配置を換えるのですが、この一見無駄に見える時間も、実は私に取っては至福の時だったりします(笑)。特に今回はFMの収録があったので、マイクのセッティングとかも同時におこなわれましたので、喜びもひとしおでございましたですよ。

あ、リハで思い出したのですが、リハの時のドラムはですね、まずタムの角度とかスネアやハイハットの位置とかをセッティングしますよね。それが決まらないとマイクをセット出来ない訳です。で、これが終わりましたらスタッフの方がマイクをセッティングしてくれるんですが、この時にドラムを叩きまくるドラマーさんが結構居るんですよね。これマイクをセッティングしてる人にしてみたら危険ですし、見てて「おいおいおい……」という感じになります。そして、そういうバンドさんは必ず、ここはリハーサル・スタジオか? って思う状態のセッションが始まったりして、笑ってしまいます。これだからリハは面白かったりするんですよね。

CD-Rを受け取った後、久しぶりにタワレコに寄って、intoxicateを貰って来ました。これも武満徹特集でして、これが無料でいいのか! という程の充実した内容でございました。これ貰っとくべきですよ!

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