こんなに長くブランクが空くのは、このパザ日誌を書き始めて以来、初めての事でありますが、デュークエリントンの『極東組曲』をCD-Jでプレイしながら、久しぶりに書いております。
まぁ、その間、色々な事がありまして、書きたい事や、実際に書こうとして下書きやメモしていた物もいくつもあったのですが、なかなか実行に移せずじまいでした。
pazapの活動としては、ライヴは半年程やってないにしても—-何度かライヴのお誘いはあったのですが、状況が許さずに大変残念ながらお断りするばかりでした—-スタジオでのリハはちょくちょく行っておりますし、図書館へも2週間に1度というペースを守りつつ、タワレコ訪問は頻度が落ちましたが、四条烏丸へ移転したJoe’s Garageへも開店早々に行きましたし、山へ芝刈りに、そして川へ洗濯にというような毎日に変わりは有りませんが、大きく変わった事と言えば、3月に娘が誕生した事です。
結婚10年目にして、初めての子供なのですが、出産の時はなかなかすんなりとは生まれてくれず、ワタシ自身も分娩室に2晩泊まり込み、陣痛促進剤を入れてもダメで、最終的には帝王切開というコースを辿りました。
初めて我が子と対面する時っていうのは、いくら普段から冷血人間と蔑まれているワタシとはいえ、ここは涙の一つも見せなければと思って、ポッケに花粉症用の点眼薬を忍ばせてはいたのですが、帝王切開手術の立ち会いという、予想外のそして現実離れしたシチュエーションによって、それも果たせませんでした(苦笑)。手術室という場所が、ドラマか映画のセットのようで、まるでリアリティが無く、撮影のエキストラにでもなった気分でしたので、生まれてきた子供も、どこかから雇ってきた子役じゃないのか? という気分……というのは大げさですが、リアリティの無い場所と我が子の登場というリアルな出来事の整理がつかずに混乱したのかもしれません。
分娩室、手術室共にCD持ち込みOKで、分娩室では苦しいピークの時にスクエアプッシャーをかけていて、助産師さんに「音楽これでいいの?」とか言われたりしましたが(苦笑)、手術室ではスパンクハッピーの『コンピュータ・ハウス・オブ・モード』をかけてもらっていて、我が子が出てきた時にはちょうど『スパンクハッピーのテーマ』が手術室内に響いておりました。さぞ、エレガントなレディになる事でしょう。
まぁ、こういう場所で馬鹿親っぷりを披露するのはなんとも恥ずかしいので、子供ネタは此れにて終了!