大谷本廟の桜
ARCDEUXの裏手。木屋町辺りのライトアップされた桜。
バンドの集客の為には、何かのコミューンに入っていなければならないのではないかというのは、常々思っている事ではありますが、それは逆にぬるま湯的なリスクもある訳で、自然と避けて通って来ているのかもしれません。mixiは絶対に手を出したくない場所だし、マイスペも何か抵抗が有って手が出せない。勿論やっておられる方々に対して非難するものではまったく有りませんが。Youtubeには、そのうち作品をアップしようと思っているのですが、そう思うのはあの場所がコミューン的な臭いがしないからでしょうかね。
そういう訳で、せっかくオーストラリアからツアーに来られた素晴らしいバンドLuisa La Choufの京都公演に出演させてもらったのに、まったく集客に貢献出来ず、不甲斐ない限りであります(tottori a.k.a DJ 不整脈さんにも申し訳なかったです)。それどころが、Luisa La Choufのお仲間さん方に助けられて、うちのバンドも盛り上げてもらいました。本当にありがたかったです。
そういう今回のライヴは『一夜限りのclub ARCDEUX』というタイトルが付いており、てっきり誰かDJブースでレコードでも回すのかと思っていたのですが、そういうイヴェントでも無かったようです。それでも出演者は全出演者ともに打ち込み系のブッキングでありまして、pazapもクラブ対応で望もうと思ってはみたのですが、そんな事は到底無理なお話です。なんせ、新曲くらいはダンスミュージックで作ってみようと思ったのにも関わらず、出来たらまったくいつも通りって感じで、変な曲になってしまいましたから。
クラブ系でもアウェイ。ロック系でもアウェイ。ジャズ系でもアウェイ。ポップス系でもアウェイ……と、どんなライヴでもアウェイなのは、よく尋ねられる「ジャンルって何に成るの?」という質問が物語ってるのかも。今回も楽屋で音楽もスモークやレーザー光線もカッコ良かったKAiTOPさんに聞かれたのですが、自分たちでも何て答えていいのか分かりません。「pazapがジャンルです!」ってかっこよく答えられる日がくる事を目指してみます。
そう言えば、敬愛するフランク・ザッパ御大の音楽もジャンルは『ザッパ』としか言えない感じですので、この状況は喜ぶべき事だと思っておいたらいいのでしょう。
さてさて、今回のセットリストです。
持ち時間30分という事で、pazap初のノンストップ30分1本勝負! ableton Liveで打ち込みを流すのですが、この6曲分を全てアレンジメント・ビューに並べてみたら、トラックが60本以上になってしまいました(笑)。それでも安定して演奏が出来るのですから、やはりableton Liveは素晴らしい! Liveという名前だけあります。ただ、テンポチェンジが効かないバグに見舞われ、当日昼前まで対策では悩みましたが、なんとかなって良かったです。
新曲前にはザッパの名曲のフレーズを引用した前奏曲をつけてみたりもましたが、これは今回限りになると思います。
対バンはメイン・アクトのLuisa La Choufさんをはじめ、みなさん素晴らしい演奏で、なかなか楽しいライヴでありました! ありがとうございました! いつものスタッフの皆様方も、見て頂いた方々も、本当にありがとうございました! またこういうイヴェントに出してもらえる事があるのなら、色々な意味でリベンジしたいと思います。