嵐電沿いの道を歩いていると、踏切の警告音が響いた。
慌ててカメラの設定を確認する。露出はマニュアル。ISO感度とシャッタースピードを変更した所で、目の前に嵐電がやってきた。
よかった、ギリギリ間に合った……。電車が通り過ぎてふと不安がよぎった。絞りっていくつになっていたっけ?
カメラ右肩のモノクロ液晶画面を見てみると、f5.6だった。ちょっとホッとした……。
こんなお気軽に電車を撮れるのだから、鉄道ファンは羨ましい。でも電車を撮っていると、誰も他にカメラを向けてい居る人が居なくても、何故かアウェイ感を感じるのだ。
やはり、空港へ行って飛行機が撮りたい。