前々回のドラム道場のレッスンはBasiaの"an olive tree"という曲が課題曲でした。
ボクのとても苦手なラテン系のリズムだったのですが、曲が素晴らしく大変気に入りました。特にサビは9/8、6/8、9/8という変拍子になっているますが、メロディーが印象的でちょっと変わった感じなのでプログレさ(?)は感じないのです。
この曲が入ったアルバムが欲しいなぁ、などと思いながら家に帰ると、実は持っていたことが判明(笑)。Basiaのアルバムは三枚ぐらい持っているのですが、実はあんまり聞き込んだことがなかったのでした。この曲も今日まで聴いた覚えはなかったりして......。とってもラッキー。
pazapの事を「プログレ・ポップス」などと言ってはいるますが、半分シャレみたいなものなのです。「プログレ」という暗くて重いイメージと「ポップス」という軽さが、矛盾しているみたいで面白いなぁと思ったのでした。「プログレ」と言えば普通「プログレッシブ・ロック」の略になりますよね。その他にも、「プログレ・ジャズロック」「プログレ・ヒュージョン」というのは良く聴きますが、「プログレ・ポップス」という言い方はあんまり聞かないですね。
実はボクは「プログレ」というジャンルは苦手で、本来プログレと言われていない所でプログレさを感じます。Frank Zappaなんか二十世紀一番の「プログレ」だと思うし、特にクラシックの現代音楽は好き嫌いはあるにしても、すべての音楽のジャンルのなかで一番「プログレ」だと思います。本質的な意味では。
でもボクは伝統的なものと、前衛的なもの、そのすれすれなバランスの部分がスリリングで面白いと思うんだけどなぁ(Basiaの"an olive tree"なんか正にそんな感じ)。pazapではそういう所を目指していきたいなぁ、とボクは思っているのでありまする。