パザ日誌


2002年10月31日 (木曜日)----すぎもとともひで

ピーナッツ

スヌーピー好きのボクは(正しくは「Peanuts」という漫画のファン)なぜか「肌色の顔をした可愛くないねずみ」のグッズを貰って困ったりする事がたまにあるのです。Peanutsが好きイコールアメリカのキャラクター好きではなく、特にボクはあのネズ公がヘドが出る程大嫌いで、ねずみーらんどもねずみーしーも絶対に行きたくないのです。これは昔の職場の慰安旅行で連れて行かれた、ネズミーランドのスターツアーズで乗り物酔いをしてしまい(もともと乗り物酔いがヒドイのだ)帰って来てからも一週間程具合が悪かったからでなく、単にあのキャラクターが体質的に嫌いだったり、すべてのストーリーを無理やりハッピーエンドにしたり(ハッピーエンドが悪い訳でなく、著作者の意図を無視した改編をするというのが許せない)、ボクのアイドルである作曲者ストラビンスキー先生の曲の使い方で、無茶苦茶なコトをしている(訴訟にもなっているハズ)など色々とあります。ボクはあの作者と言われてるヒトは漫画家とは思ってなくて、ビジネスマンと思ってます。いや、そういう意味では優れたビジネスマンなのでしょう。でも、Peanutsの作者シュルツさんは、ビジネス的にも成功はしていますが、亡くなる時まで毎日ずーっと自分の手でPeanutsを描き続けました。どっちが良い悪いじゃなくて、そういうのがボクは好きなのです。

そのシュルツさんのエピソードで好きなのは、ある子供が送って来た批判の手紙を、戒めのために仕事机の引き出しの中にずっとしまってあった、という話。なんかシュルツさんの人柄をあらわしてるようないい話だと思いました。

「ディズニーが嫌いな人はいない」と思っているひとは多いようですが、そんなコトはあり得ません。ただ、言いにくい事は確かですね。熱狂的なファンが多いですから。「どうして分かってくれないの?」などと涙ながらに抗議されそうな気がするのです。好き嫌いだからしょうがないのですが。存在を否定してる訳ではなく、ボクは遠慮しときますという事だけなので、抗議などはご遠慮ください(笑)。

そう言えば、今日もライナスはかぼちゃ大王を待っているのかしらん。