パザ日誌


2002年12月 6日 (金曜日)----すぎもとともひで

口琴ワークショップ

明日見に行く予定だったライヴ(シカラムータ@磔磔)は都合により断念。誠に断念、じゃなくて残念です。(笑・オヤヂギャグ!)前から見たかったのに......。

さてさて、今週の火曜日は待ちに待った口琴ロードムービー trumpiを見に行きました。 場所は勿論「京都みなみ会館」です。今、日本中のスクリーンの3分の1で「ハリーポッター」を上演してるらしいのですが、そんな一人勝ちに群がる映画館とは一線を画す、素晴らしい企画力で本当の映画好きをハッピーにしてくれる映画館です。東京で言えば「BOX東中野」ですか? 大阪で言えば「シネヌーヴォー」、そして京都は「みなみ会館」なんて、ボクの中ではそういう図式になっております。勿論狭い経験と知識の中の図式なんて話もあります。他にもあるぞ! という気もしますし、シネコンはシネコンで良いと思います、勿論。ただ、与党に対しての野党。巨人に対しての阪神。Windowsに対してのMacとかLinuxとか、IEに対してのMozillaとか、i-modeに対してのauとか。ニッシンに対しての金ちゃんラーメン(?)いやいや、主流に対してちゃんとカウンターの立場は必ず必要です。民主党・社民党みたいに野党なんてまったく機能してない今の政治を見ても、アンチ主流が頑張ってない代表みたいなもの。魂を売ってまでジャイアンツには行かないぜ! なんていう人達が沢山出てこないと何も変わらないのかも知れません。

いやいや、そういう話ではなくってですね。口琴の話です。
口琴
今日は映画の前に 「超歌唱家」である巻上公一 さんの「口琴ワークショップ」なるものが1時間程行なわれましたのですよ。これは素晴らしかったです。 初心者向きのワークショップという事で、口琴の説明やら基本的な吹き方などがレクチャーされました。実際この日初めて口琴を演奏したという方もかなり居たようです。ボクもその1人でして、会場前にひとつ口琴を購入しまして、巻上さんに教えてもらった通りにやって初めて音を出してみたのですが、もうこれが楽しくて楽しくて。初めての人もその日のうちに有る程度は出来てしまうというのもこの楽器の面白い所なのでしょうねぇ。映画館中がびょんびょんしてて、とてもハッピーなイヴェントでしたです。

印象に残った巻上さんのお話
  • 下を向いて演奏しがちなので、ちゃんと前を向いて演奏する。
  • よだれ対策がプロの間でも難しいらしい(笑)。
  • 口琴はボディと弁の間の隙間が少ない物が良い。
  • 楽器屋さんに置いて有る口琴は、オモチャ用に作られたものがほとんど。
  • ちゃんとした口琴を使う方が良い音がするので、楽しくて上達する。
  • 弁はまっすぐに弾く。
  • 楽器によって前から弾く方が良い音がするか、後ろから弾く方が良いのかがある。
  • 他の楽器と合わせるときは平均律の楽器じゃない方が合いやすい。
  • 声を一緒に出して演奏する時は「あ」などの単純なもので、口琴の音程と同じ当たりの音が合う。
  • 大きいファイルをダウンロードしてる間に練習する(笑)。

演奏法もすごく奥が深くて、流石にその日のうちには全部出来る訳がなくて、巻上さんのテクニックに「ほー」とか「へぇー」とか感動しまくりでした。あえてデッドな弾き方をして雨の音を表現する方法や、ノドの奥で「かっこう」ってやったり、口琴を吸って音をだしたり、息を吹きながら演奏したり......等、とても色々なテクニックが有って豊かな表現が出来る楽器なのだなぁと思いました。この日以降、すっかり口琴にはまってびょんびょんとやっております。あぁ楽しい! あ、巻上さんは 徹子の部屋12月12日(木曜日) に出演いたしますです。口琴も演奏してるみたいなので、ヴィデオに録らねば!

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