アップルから新しいiPodが登場しておりますが、iTunes7も同時に発表されております。
今回のヴァージョンアップは結構大きいもので、色々と派手目な機能が追加されてたりもします。勿論そういうのも嬉しいのですが、何とギャップレス再生が出来るようになったという、見た目地味な改良にみえて、実用的な改良が加えられました。というか、やっとかよ! という気もしないでもないですが(笑)、それでもやってくれた事には素直に感謝したいところではあります。
iTunesでは今まで、CDを再生する場合にはギャップレスだったのですが、1度取り込んだものを再生する場合には、各トラック間に強制的にギャップが入っていて、隙間なく進行するライヴ盤なんかでは、結構ストレスになってたのです。前にも書きましたが、シュトックハウゼンの全集なんかは、1枚のCDが99トラックくらいに分かれていたりして、その曲間のギャップなんかは、もう聴く気がしなくなるくらいのストレスになってたものです。
ヴァージョンアップしてiTunesを起動し、曲を読み込む時に、ギャップレス・プレイバック情報の決定
と出て曲を分析してるみたいなのですが、試しにiPodを接続してみても、こういう画面は出なかったです。それで、iPod上のシュトックハウゼンのアルバムを1枚分削除してみて、改めて放り込んでみると、そこで初めて全曲の分析がはじまりました。
iTunes上からiPod内の曲を再生してみると、ちゃんとギャップレスになってます(当たり前か......)。それならと、iPodだけで再生してみると......流石にiTunesのヴァージョンアップだけでは、iPodのギャップレス再生は出来ないですね(これも至極当たり前)。
iPod nanoユーザーの関堂さんは本日9月13日の日記にてこれまでの事実から察するに,おそらく Apple の純正ファームウェアは今後もギャップレス再生に対応しないだろうから
とおっしゃってますが、この流れからすると、iPodでギャップレス再生をサポートする日は、そんなに遠くないという希望も持ててきた、そんな音楽の秋であります。