パザ日誌


2007年5月 7日 (月曜日)----すぎもとともひで

心理戦

ゴールデン・ウィーク前にスーパーに寄って、味噌を買ったんですが、その時パッケージを見ながらフト気づいた事がありました。

それは、国産米100パーセント使用とか、遺伝子組み換えの大豆は使用しておりませんなどという言葉が、ほとんどのパッケージで強調されている点です。これまでもこういう文句は何度も目にしてきましたが、改めて考えてみると、これは『国産大豆は使用しておりません』と書いているようなもの。というより、国産の大豆の不使用を誤摩化すための文句じゃないかって事です。

ちょいと前にテレビか何かで、日本の自給率をテーマにやっていた時に、日本の大豆の自給率は5パーセントですみたいな事を言っていたのを聞いて、それにしては大豆製品には『国産』っていう文字が踊り過ぎではないか? と不思議に思ったものでしたけれども、国産米100パーセント使用とか遺伝子組み換えの大豆は使用しておりませんとかっていう言葉を、脳内で勝手に『国産大豆使用』っていう風に置き換えていたのかもしれません。

なかなかメーカーの戦略も巧妙でございますな。そこで気になるのは、『国産大豆使用』っていうのは、何パーセント『国産大豆』を使っていたら使える表記なんでしょう? 1パーセントしか入ってなくて『国産大豆使用』という表記でも、嘘ではないわなぁ......。