パザ日誌


2009年8月13日 (木曜日)----すぎもとともひで

エキサイティングな鷲敷の夏2009(帰省日記5日目)

大塚グッズ

朝から快晴。

数日前までは週間天気予報の8月13日には傘マークが付いていたのだが、いつの間にかそれが曇り時々晴れに変わっていた。

今日は大塚製薬鷲敷工場の敷地内で行なわれる隠れた夏フェス、エキサイティングサマー・イン・ワジキ2009の日。10時開場12時半開演で、入場は無料なので前のブロックの整理券(団扇形)をゲットする為に多くの人が早めに会場入りしてるのだろうけれど、会場に着いたら12時すぎだった。P.A卓より後ろのFブロックは寝たりしながらくつろいで見られるので、いつもそこで見ているのだが、開演前----とはいっても3組のオープニングアクトがあり、到着した頃には最後のオープニングアクトが終わった頃だった----に到着するとDブロックの整理券だった。いつももっと遅く到着するのでP.Aブースより前なんて初めて。勿論、Dブロックの整理券を持っていてもFブロックへは自由に行けるので、見たいアーティストだけDへ移動して立って見て、あとはFで氷でも食いながらくつろぐっていうのも出来て、なかなか快適だった。

朝はあんなに快晴だったのに、会場に到着する前くらいからポツポツ雨が降り出して来て、本編1バンド目Hi-Fi Campが始まる頃にはステージ上にも雨よけのテントが貼られた。ちょっと雨が強くなって来たので、サワリだけ聞くと工場見学の方へ移動。最近はSoy Joyを作っていたのだけれど、今回はカロリーメイトのチョコ味だった。

一通り工場の中を見学。割とこじんまりとした工場で、ここでカロリーメイトが出来てるのか......とファンとしては感動する。出来立てのカロリーメイトを1本頂き----なんとお菓子に関しては食いしん坊の娘は2本をペロリと平らげた! それくらいご飯も食べろよ(苦笑)----アンケートに記入してグッズを頂く。4種類あったのだが、ワタシはカロリーメイトのクリアファイルを貰った。

工場から外に出ると、先ほどの雨はあがっていた。ゆっくりと会場に戻ると、1バンド目が終わって転換の頃。高速1000円で阿波踊りとセットで訪れる方々も多いと思っていたのだが、そこまでの影響は見られない。駐車場もかなり余裕があったし、後方のFブロックもゆったりとしてて、天候のせいか今年はそんなに暑くないし、寝転がったり子供を遊ばせたり、屋台でうどんやフランクフルトや冷凍パインを買って食べたり、家から持って来たおにぎりを食べたりと、他の夏フェスがどうなのか行った事が無いけれど、ここはちょっといい感じに牧歌的な雰囲気で、ゆるくていい。

程なくして2つ目のGirl Next Doorというエイヴェックスのアーティストが、エイヴェックスっぽく、そしてこの牧歌的な雰囲気に馴染まずに演奏を始めた。そして、拍子抜けする程あっと言う間に終了。ひょっとしたらアンコールが来る事を折込み済みでステージを構成していたのかもしれないが、なんせ田舎の山の中の牧歌的無料イヴェントだし、それにそんなに早く終了するとも思ってない。「え? もう終わり?」と目を丸くする観客と「え? アンコールないの?」と目を丸くするアーティストという感じでぎこちなく終了してしまった感じ。これはあくまで推測だけれど。

確かにノリは良くないのでやりにくかったとは思うし、周りからは「怒って早く切り上げたのでは?」という声も聞かれるくらいだった。アウェイにはなれてないのか? エイヴェックスの弱点は田舎にあるのか? 少なくともa-nationではこんな事はないのだろうなぁ。野外レイヴってダンスミュージックっていうのはまさに最適な場所なのに、というか、こういうエイヴェックス・スタイルっていうかJ-Popダンスミュージックっていうのは、踊るためのダンスミュージックっていうんじゃなくて、アーティストが踊って歌うっていう意味のダンスミュージックっていう方が強くなりがちだから、単純にダンスミュージックって呼ぶのも無理が有る感じはあるのだけれど。

今回オープニングアクトにもエイヴェッックスのアーティストが入ってるのだけれど、来年以降もエイヴェックスのアーティストがこのイヴェントに登場するのか、とても楽しみです。

3つめの安藤裕子さんは子供と遊びながらFブロックでのんびり見て、やっぱりこういう風なのがこの場所には似合うのかな? とか思ったりした。

そして最後はいきものがかり。これはDブロックで立ってみたのだけれど、やっぱりライヴやりなれてるっていうのもあるのだろうし、とてもホーム的な雰囲気を感じてほどほどに盛り上がったライヴだった。こういうイヴェントなので、選曲が『いきものがかりベスト』って感じだし、アンコールも初めはぎこちないながらも起こった。雨がなんとか傘がいらない程度に降ったり止んだりしたのが残念だったけれど、ステージに近いと天然ディレイのやまびこも気にならないし、音量もちょうどいい。風向きに寄る天然フィルタもかからないし、演奏とヴォーカルのバランスも良い。特にいきものがかりはそのハリの有るヴォーカルが聴き所なので、なかなか堪能する事が出来た。売れてる理由が分かるライヴ。

全てのライヴが終了した所で、徐々に雨がヴォリュームアップ。ちょっと歩かなければ行けない駐車場までは大変だったけれど、帰りも思いのほかスムーズに駐車場から出られたし、ほとんどの人が右折して徳島市方面へ向う所を、我々は逆に山の中へ向ったので、そこからは渋滞なしで快適だった。

川口ダム

帰りも同じく鷲敷からは日和佐の赤松経由で帰宅。途中、赤松方面へ曲がると青い橋が架かっているのだけれど、そこから川口ダムが見える。放水していてそのせいなのか、はたまた天候のためか白く霧がかかっているようになっていて、とても迫力が有ってかつ幻想的だったので写真を撮ってみた。

勿論会場内は写真撮影できないので写真は撮ってないのだけれど、雨のせいもあって工場入り口の宇宙人の写真も今回は撮る事ができなくて残念だった。写真は無料のライヴにもかかわらず、更に入場時に貰ったカロリーメイトとソイジョイ(バナナ味)。それと工場見学で貰ったグッズなど。この写真には写ってないのだけれど、娘はソイジョイのいちごの形に折り畳めるちいさいバッグみたいなのを貰ってご満悦だった。