朝から名神に乗って神戸へ。ブルメールHAT神戸の駐車場に車を停めると、隣接するバスの駐車場に観光バスがいっぱい。我がふるさとの徳島バスも何台も停まっていて、前に学校名が書いてあるので修学旅行かなと思う。でも、我が母校からなら厳しいが、鳴門や徳島市内くらいからなら神戸なら余裕で日帰り出来る距離だから、今では遠足で来れるのかもしれない。それにしてもここに何の施設があるのか? と思っていたら、向かいに阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターなる施設があった。それにしてもデカイ施設だ。
おそらくこの人と防災未来センターに来てるのであろう児童と同じく昼時に成ったので、まずは海を見ながら屋根付きのベンチでみんなでお弁当タイム。天気が良くて港を見ながらのお弁当は最高だ。おまけにそこいらで児童のはしゃぐ声のBGM付きだ。
お昼を済ませると、港の公園を散歩しながら兵庫県立美術館へ向かう。今回の目的は『水木しげる妖怪図鑑』を見る為だ。明後日で終わってしまうので、滑り込みで平日に来たが、土日は凄い人だという評判は聞こえてきていたのもも、平日の昼間でもかなりの人で賑わっていた。
誰のものでもそうだが、原画にふれるというのは感動的だ。実際に作者がここに命を注いで書いたのだという証なのだから、それがあからさまにむき出しにされたリアルな絵を目の当たりにすると、圧倒される。展示されていた絵のカラーのものは、おそらく一度印刷されたものに後で色を付けているものが多いのだろう、一緒にペンだけの原画が添えてあるものが多い。細い線や細かい点々で書かれた背景は、制作過程を想像するだけで気が遠くなりそうだ。とにかく1枚1枚が素晴らしく、もっと時間をかけてじっくりと見たかったのだが、後ろがつかえているのでそうもできないのが残念だった。それでも数多くの絵からパワーを貰えた気になって、大満足で美術館を後にした。