ISO 100 20mm f8 30s
夕方から嵐山へ。昨日から始まったライトアップの写真を撮りに行って来た。
今日は満月。しかも皆既月食の夜だ。渡月橋といえば月が名前に入っているのだから、今回は月を絡めて写真を撮ってみようと思っていたが、なにぶん天気が宜しくない。特に東の空の低い所にはどんよりと雲がかかっている。出来れば月が低い位置にある時に渡月橋を絡めて写真を撮りたいと思っていたけれども、なかなか東の空が晴れそうにない。
東の空ばかりを気にかけながら渡月橋までやって来たが、ちょうど渡月橋の北詰までやってきたところでひょっこりと月が顔を出した。これは絶好のチャンスなのだが、東詰めだと位置的に橋と月の両方を写真に収めるには無理がある。しょうがないので、慌てて渡月橋を渡り、南側へ行ってみた。まだ月は出ている。リュックから急いでカメラを取り出し、三脚を立てて準備を始めた途端に、月は雲に隠れてしまった。悔しい!
ISO 100 36mm f8 30s
渡月橋の南詰めあたりで橋に向かって写真を撮っていると、近くで写真を撮る人はだいたいボクと反対側にカメラを向ける。それは当然で、ボクはライトアップされた山に背を向けて月を待っていたからだ。どうも月が出るのを待っている人はほとんど居ない様子。その方がこっちには都合がいいので、堤を降りて川の側まで行って地べたに座り込んで、月が出るのを待った。
ところが月が出るどころか、時雨れてくる有様。冬場はこういうパターンが多くて困る。先週の城陽のイルミネーションと同じパターンだ。それでも小一時間、三脚を抱えたまま座っていたら、ほんの一瞬だけ雲間から月が顔を出してくれた瞬間があった。
ISO 100 50mm f8 30s
あまりゆっくりと写真を撮っている時間もないので、そろそろ切り上げようと思い、カメラと三脚をしまって帰ろうとしたが、渡月橋には観光客の大行列が連なり、しかも動いていない。行列の嫌いなワタシとしては、絶対にこの列には入りたくない。でもまさか川を渡って行く訳にもいかず、かといって罧原堤の交差点の方まで歩いている余裕も無い。泣く泣く列に付いたが、あの渡月橋を渡るのに何十分かかったか......。苦痛でしかたがなかった。
やっと渡り終えると、そこではライトアップされた山をバックに渡月橋の写真を撮る人達がいっぱい。はじめはこっち側から撮るつもりはなかったが、月に見放されてがっかりだったので、ついでにこっちからも撮って行く事にして、再び三脚を立てた。
ISO 100 19mm f8 30s