パザ日誌

2002年06月01日(土)

指差しおじさん

土曜日でも電車はそんなに混んでなくて、なんとか補助椅子には座れた。

ボクの斜前に座ったおじさんは、降りる駅が近付いてくると、おもむろに立ち上がり補助椅子をたたみだした。なにかごにょごにょしてるので、おじさんの持っていたリュックのヒモでもひっかっかったのかな? と見ていたら違った。なんとおじさんは今まで自分が座っていた椅子に、落とし物などをしていないか「指差し点呼」をしていたのだ。

良くは聞こえないけど微かに「よし、よし」という声が聞こえてくる。そして十数回「指差し点呼」をして、補助椅子をしまったかと思えば、また補助椅子を開けて「指差し点呼」をするのだ。几帳面な「指差し点呼おじさん」は、それから三、四回椅子を開いては閉じした後、ホームに降りていった。そういう几帳面なおじさんなのか、かつて落とし物をしたまま降りて痛い目にあったトラウマなのか、なんか微笑ましいやらイライラするやら、妙な気分のまま目的地に付いた。


おっと、そんな事を書いている間に時間がなくなってきた。今日はライヴ後初めてのpazapの練習がある日なのだ。そして本日メンバーに新曲が渡される日なのであった。うっひっひ。嬉しいような、恐いような……。

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