パザ日誌

2002年10月23日(水)

プロの仕事?

以前は毎号買ってた「ドラマガ」も、最近はあんまり買わずに、もっぱら立ち読み専門です。でも今月号は久しぶりに購入しました。何故ならCDが付いていたから(笑)。なかなか本も売れないと聴きますが、確かにインターネットの方が情報が早いですし、マニアックな情報も探せばあるんですよね。ソフトウェアも「オープンソース」っていう概念がありますが、Webのソースってまさに「オープンソース」な感じがします。もちろん間違った情報も山の様にありますが、その中に埋もれた素晴らしい情報も沢山あります。締め切りの時間に追われたり、色々なしがらみに縛られて、ちゃんとした情報がなかなか載せにくい面もあるのも、雑誌とかのマイナス面なのかもしれません。いや、新聞だってテレビだって同じです。それよりも、「オープンソース」のように、好きな人がボランティアで作ってるWebの世界の方が、健全な面もあります。

でも所詮素人じゃないか、責任がない分匿名で好き勝手書きやがって……なんていう人もいるでしょうが、ではプロとしてサイト作ってる「Webデザイナー」なんていう人が、どれくらいちゃんと作ってるかはかなり疑問です。ボクが参考にしたり、ちゃんと作ってるなぁっていうサイトは、ほとんど一般の人が作ったサイトですし、逆に言えば「おぉ、プロはちがうねぇ!」なんていうサイトにお目にかかったコトはあんまりないです。
どういう事なんでしょうねぇ。この前に見たあのマイクロなんとかっちゅう超有名企業のサイトでさえ、ヘッダーに違う文字コードを2つ指定して、無茶苦茶なコトになってるし……、これがプロの仕事かっちゅう感じです。ツールの問題にしたり、コストや効率やブラウザ依存などもあるのでしょうが、プロならプロらしい仕事をして欲しいもんです。いや、自分の事棚にあげて言ってますんで、念のため。

それにボクはこれで金稼いでる訳でない、ただの音楽愛好家です(笑)。でも、例えば家のインクジェットプリンターと印刷屋さんの機械って、設備的にも差があって、印刷屋さんみたいなコトは、家ではとてもじゃないけど、出来ない訳です。でも、サイト作るのってプロであろうが素人であろうが、使う機材的にはほとんど差がないんですね。これも雑誌とかの媒体とネットの媒体の違うところでしょうか。

そういう意味でいうと、このコンピュータ回りの進化っていうのは、プロとアマチュアの差を縮めてますね。それは、今月号のドラマガでも思いました。今月のは「ドラムコンテスト」の結果発表があった訳ですが、その入賞者のプレイが納められたCDが付いてます。そのアマチュアの人達のほとんどが、ハードディスク・レコーディングをして、マルチマイクとかで録音してるんですよね。だから音が良い。ひと昔前までは、こんな事考えられなかったですよね。もちろんプレイも凄いなぁとは思いますが、まずは音が良いなぁって思います。もう、時代は変わってるのですよね。今はWebの世界のように、音楽を発表するのはメジャーなレコード会社なんか必要ないのです。自分でCDを焼いて、サイトで試聴できて通販する。製作、宣伝、流通とも出来てしまう訳です。もちろん聴いてくれる人が居れば。ただ、この分野は歴史もあるし、やっぱりプロとは違います。録音にしても、マスタリングにしても、やっぱりプロにはかないっこないんです。でもやりかた次第では、可能性は色々あるなぁと思いますね。

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