パザ日誌

2003年03月02日(日)

原理主義

朝の田原総一朗さんの番組で「キリスト教原理主義」の特集をやってましたが、「原理主義」という言葉が「イコールテロ」的な響きでドキっとするのですが、宗教の本質は「原理主義」です。ただ、宗教というのは仏教的にいうと「彼岸視点」であるのに対しての「此岸視点」(つまり世間や自分の都合に合わせて解釈を変えてしまう事)にだんだん傾いていく傾向にあるので、そのレジスタンスとして「原点に帰れ」という事になる様です。仏教やキリスト教はある意味「自由な宗教」であるので、自分の都合、世間の都合に迎合しやすいんですね。だから「原理主義」という言葉が馴染みにくい宗教なのかも知れません。本来は宗教を信じるものは「原理主義」なのが普通であって、そこから外れていく方が異端なのかも知れません。だからといって全ての「原理主義者」が正しいという事には勿論なりませんけれども。

ブッシュが言ったと今日の番組で報道されていたキリスト教の信者以外は天国に行けないという発言は面白いですね。キリスト教の根本は「神が創造主」なのですから、地球上の全てのものは(キリスト教徒にとれば)「神のもの」なのです。だからキリスト教徒にとっては例えばボクみたいな仏教徒は「神のお造りになった土地の上に邪教を信じている者が勝手に住んでいる」という事になります。これはキリスト教の根本に流れている思想だそうで、だからキリスト教徒は神のものを神の元へと奪い返す為に、フランシスコ・ザビエルみたいな宣教師として世界に散った訳です。フランシスコ・ザビエルとか「キリスト教を日本に伝えた」なんて教科書で習いますけれども、その根本理由は「神の造った土地を神の元へと奪い返す為」なのです。ただ、一九五八年のガーナでの世界伝道会議以降は、そういう考え方は改められたそうなのです。だから先のブッシュの発言とされるものは、そういう意味でもまさにキリスト教原理主義的発想ですよね。

まぁ結局の所「宗教と政治」は水と油のように混じり合うものではないんですよね。宗教戦争のほとんどは、宗教対立によって起きた戦争ではない宗教に政治が絡むことにより、激しい対立が起きる(宗教衝突/ひろさちや著/ビジネス社/ISBN4-8284-0959-9)という事なのでしょう。だから宗教が政治に近寄り過ぎるのは危険ですし、そういう教団はボクは支持しません。

「コールドターキー」ワンマンライブ

うなじがなかなかセクシーな(笑・Bobさんのサイトトップの写真参照)
Bobさん
がご自身のバンド「コールドターキー」にてワンマンライヴをされます。

二〇〇三年三月二十二日(土曜日)
時間
開場
午後七時半
開演
午後八時半
場所
Minichael’s Cafe(金沢市円光寺)
入場料(1ドリンク付き)
前売り
一〇〇〇円
当日
一五〇〇円

金沢、北陸方面の方は(いや、それに限った事じゃないですが)是非足を運んでみてください。

CD作成ソフト

最近バックアップの為にCD-Rを焼きまくりでありまする。

これはこの前のライヴの時にバックアップのミスで、用意してあった曲を消去してしまったからではなくて、実はボクはもともとバックアップ魔なのです。こう書くと几帳面なA型のようですがそうではなくてですね、ボクがまわりからA型っぽくみられたりB型と信じられなかったりするのは、自分が典型的なB型のマイペースでゴーイングマイウェイで大雑把でテキトーな人間だと分かっているので、それをカバーしようという力が無意識に(もしくは意識して)働いてしまうからなのです。右足を怪我してる時に、それをカバーしようとして左足が活躍するというような感じですね。勿論そうして無理な力が掛かって、左足も痛めてしまうなんていうそういうオチがいつも有りますけれども(笑)。

ボクは音楽CDはDigidesignのMasterlistCDを使ってますが、その他はB’s Recorder Gold(BHA)を使ってるのです。でも最近頻繁に書き込みミスが起こりまして、どうしたことだろうと困っていたのですよ。CD-Rメディアのメーカーを変えてみても同じなので、ディスク側の問題ではないと思いまして。それにほとんどISO9660のアップル拡張フォーマットで焼いてたりしまして、この場合OS9環境ではマウントするのに、OS X環境では2バイト文字が文字化けしたり、CDのタイトル自体が2バイト文字だとマウントすらしないというOS X側の問題(仕様? バグ?)がありまして、CD焼き回りの問題で悩みが多いのです。

OS XのISO9660で日本語タイトルが使えないのは今の所どうしようもないので、化けないHFSフォーマットを出来るだけ使おうなんて思うのですが、そもそもISO9660をよく使う様になったのはB’s Recorder GoldではHFSはヴォリューム単位の書き込みしか出来ずに、フォルダ・ファイル単位の追加書き込みが出来なかった為でした。

そういう事でエラーで焼きが失敗する事もあるし、前に何かについていたMacのCD焼き焼きソフトの定番であるToast(OEM版)をインストールして使ってみました。OEM版はHFSしか焼けない様なのですが、フォルダ・ファイル単位の追加書き込みも試してみたら出来るのですね。ビックリしました。しかも使い易いでわないですかいな。ありゃ、流石に定番ソフト! と思いましたですよ。音楽用に使ってるMasterlistCDはDigidesignがOS X「対応無し」と表明してて困ってたのですが、これはB’s Recorder Goldのヴァージョンアップをやめて、Toast with Jamに乗り換え決定ですな。PeakLEも付いてるしフェーダーや曲間調整も出来るみたいだし。いや、今すぐは無理ですが、OS Xに移行が進んで来たらそうしようっと思いました。

そんな事を考えるも、今のOEMのToastではISO9660が焼けないと。これはこれで大変に不便なのですな。それでまたBHAのサイトなどをチェックしたりしてましたら、いつかのアップデートでHFSジェネレートに対応との事。あれ? 知らなんだ知らなんだ。試しにCD-RWにてヴォリューム単位じゃなくて、フォルダ・ファイル単位で書き込んでみましたら書き込めるじゃないですか。ほぅ、これはいい。それでは追加も出来るのでは? と試してみましたがこれはダメでした。でも色々と試してみた結果、環境設定で「HFS]にして「実サイズ書き込み」のチェックを入れた場合は、HFSでの追加書き込みも出来る事を発見。(二回書き込むとパーテーションを二つ切った状態になりますね。二つヴォリュームがマウントされます)何や、出来るやん! これは便利!! もっと早く気付きべきたった……。

後は次のOS XのアップデートでISO9660の日本語タイトルのマウントと文字化けを「仕様」と言わずに解決して欲しいもんです。

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