M4 (メディア批評日記)さんの2003年6月11日
に書かれている、ストラヴィンスキーの「春の祭典」、「大地の踊り」の5連符の疑問を拝見して、非常に興味深かったのでうちにある音源を探してみたりしました。それで気付いたのですが、うちに「春の祭典」のCDが無い(笑)。いや、それどころか、ストラヴィンスキーのCDは「兵士の物語」しか持ってなかったのでした。「兵士の物語」は2枚あるんですけどね。コクトーのとスティングの。これで「ストラヴィンスキー好き」なんて言ってるのはお恥ずかしい限りです。
それからスコアは「ペトルーシュカ」(ドーヴァー/ISBN0-486-25680-4)しか持ってなくて、「春の祭典」は持ってなかったので、こういう疑問は湧きませんでした。ずっと欲しかったんですよね「春の祭典」のスコア。それで、結論としてボクはこの疑問に答えるだけの能力はありませんが、ご指摘の部分、確かに聴いてみた感じでは「5連符では無い」ですね。あきらかに(B)の「8分音符+3連符」ですよね。それで、うちにあったヴィデオ(シャルル・デュトア指揮のN響とスタニスラフ・スクロヴァチョフスキ指揮のN響)を見てみた所、これも5連符ではなくて(B)と感じましたです(スタニスラフ・スクロヴァチョフスキ指揮の方は微妙な感じでしたが。ちょっとテンポが速めだったからかも?)。
素人ながらに思ったのは、ストラヴィンスキーは改訂版が多いからじゃないかなぁと思って検索してみたら、
ストラヴィンスキーの3大バレエの改訂というページがありまして(あ、ボクが持ってるペトルーシュカのスコアが載ってる)、このページによりますと「春の祭典」の1947年版は、1921年版から「ごくわずか」ではなく、かなりの改訂がなされています。
と言う事で、ひょっとしてこの辺りだったりするのかなぁとか思うものの、比べるものも無いのでよく分かりませんですね。でも「春の祭典」ってあんまり「19xx年版」とかっていう表記をしてないような気がしますがどうなんでしょう? ボクが知らないだけなのでしょうね。「ペトルーシュカ」や「火の鳥」は良く見かけますけど。
やっぱりこの疑問に答えられるのは、演奏家の方々でしょうか。もの凄い気になるので解決して欲しいです。