パザ日誌

2003年08月16日(土)

枝雀師匠のエッセイ

今日はちょっと前に往復はがきで申し込んでおいた「
京響
みんなのコンサート」(
呉竹文化センター分)の入場整理券が届きました。そこそこキャパのあるホールなので、まず大丈夫だと思っていたのですが、決定というコトで嬉しい限り。久しぶりにオーケストラのコンサートが見られる。

昨日書いた枝雀師匠のCD「枝雀落語大全」には、歌ものCDで言う所の「歌詞」にあたるという事か、枝雀師匠の喋る言葉がそのまま文字化されて載っててたまげました。折角だから、試しにCDで落語を聴きながら、この戯曲の様なのを目で追っていたら、また違う楽しさがありますですね。

そういえば、先日図書館で桂枝雀師匠の本を蔵書検索したら、こちらはあんまり置いてない模様。でもいくつかあって、その中に
日本の名随筆・別巻29「落語」(興津要 編/
ISBN4-87893-849-8)というのがあって見てみました。
色々な人のエッセイが収録されてるんですが、枝雀師匠のは「落語を金券に代えた弟子のお話」という数ページの短いエッセイです。すぐに読めそうなので借りずにその場で読みました。

(二代目)枝雀師匠のお弟子さんといえば、「
痛快!エッブリデイ」とデコの狭さでお馴染みの南光さん。「たべほーだーい」でお馴染みの雀三郎さん(そういえば「焼き肉食べ放題」の曲中にも枝雀師匠の声が入ってますね)。某元府知事のものまねが得意の
雀々さん。
ラジオ大阪で「ワイワイじゃーなる」をやっていた
九雀さん(今は南光さんのお弟子さんの、こごろうさんがやってます)。三味線はプロ級という
む雀さん。それから雀松さん、文我さん、紅雀さんとか。でも他にも元朝日放送のアナウンサーで枝雀師匠に弟子入りして、その後破門(?)されたお弟子さんが居たのだそうです。若くしてお亡くなりになったこのお弟子さんのお葬式が「下げ」になったこのエッセイは、そういうコトがあったのか……という感じで楽しく読めました。

それから、枝雀師匠といえば、夢野久作のあの「ドグラマグラ」の映画で正木博士の役をやってて、これを一度見てみたいのですが、なかなかヴィデオが見つからないのですよね。是非DVD化して欲しいものです。

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