パザ日誌

2003年09月15日(月)

「ヤノベケンジ展」と「えびボクサー」

国立国際美術館
へ「ヤノベケンジ MEGALOMANIA」を観に行きました。万博公園へ行くと言う事は、ボクと同じ歳の「太陽の塔」に会えるという事で、久々に近くで見る事が出来て嬉しかったです。「やぁ、最近どう?」とか言いながら。太陽の塔は裏の黒い太陽がかっこいいんですよね。
太陽の塔(正面)
太陽の塔(後ろ)
太陽の塔(横)
(上の写真をクリックすると、それぞれ大きい写真が見られます)

万博公園へは初めて電車で行きました。京都からは阪急電車で南茨城で
大阪モノレールに乗り換え、二駅目の万博記念公園駅で下車。駅を出るとすぐにエキスポランドがありますが、それを横目に高速道路の上を横切る橋を渡って太陽の塔のある方へ行きます。こっちから行くと「自然文化園」(有料)を横切って行く事になりますが、美術館の料金にはこの入場料も含んでいて、それでも一般で四二〇円と格安です。自然文化園だけの入場でも二五〇円かかるので、一七〇円の追加で見学できると言う事になるんですよね。お得! 
ブンカーの売店

太陽の塔のすぐそばを通って、今日はフリーマーケット(有料)が開催されてた「お祭り広場」を右手に見つつ、一旦公園内から出たら民博とかホールとか美術館とかがあります(一旦、自然文化園を出る事になりますが、再入場が出来ます)。

国立国際美術館は来年の秋には、大阪は中之島への移転を控えていて、万博の跡地が原風景だというヤノベケンジさんの展覧会としては、今回のこの場所での開催というのは、とても重要な意味があるのでしょうね。美術館に入ると「エレベーターで三階へどうぞ」と言われます。三階の広いワンフロアーが主な展示場でした。側面の壁にはチェルノブイリやエキスポタワーの解体現場、太陽の塔の上などに、アトム・スーツを着たヤノベさんが映る写真が展示してあります。会場内には線路が敷かれ、真ん中にはエキスポタワーの一部を使った作品が。その横には「ニューデメ」っていう、時々顔を水に浸けたりする作品のがあったのですが、これは大阪万博開催時にお祭り広場にあったという巨大ロボット「デメ」を再生したものだとか。ボクは七〇年生まれなので、七〇年開催の万博なんて体験してる筈がなくて、この「デメ」というロボットも(もちろん「デク」も)知らないのです。ちょっと興味が湧いて来てネット上で検索してみたのですが、写真が見つからないですね。万博の本を探してみるとしましょうか。NHK大阪放送局のBKライブラリーには映像が残ってるらしいという情報は検索したのですが。

意外と面白かったのは、作品よりも小さい頃にヤノベさんが書いた短編小説や漫画とかだったりして(笑)。それから会場内には小さな部屋みたいなのが作ってあって、その中では映像を見る事が出来る様でした。内容はヤノベさんが通称「目玉男」氏にインタヴューをしている映像など三本くらいが上映されていたようでした。この目玉男氏のインタヴューは興味が有るので是非見たかったのですが、五十分ものという事で時間的に無理で諦めました(閉館三〇分前とかだったので)。毎日放送が放送したドキュメントでも、今はランジェリーショップを経営しているというこの目玉男氏へのインタヴューがありましたが、その違う編集ヴァージョンだったのでしょうか? 見たかったです。「目玉男」氏というのは、万博開催時に太陽の塔の最上部の金色の顔の所の目玉部分(夜になるとここが光ります)にひとりで籠城(?)して、万博の中止を訴えた人なのだそうです(
追想 日本万国博覧会さんの
目玉男というページに詳細があります)。
毎日放送のオンエアでも言ってましたが、目玉占拠時に会場に現れた岡本太郎氏は、この様子を双眼鏡で覗いたり、写真を撮っていたのだとか。先の「追想 日本万国博覧会」さんのサイトから引用させてもらうと。

イカスねぇ ダンスでも踊ったらよかろうに

と言ったのだとか。ははは。さすが岡本太郎! こうでなくっちゃ!!

メインの会場は三階になるのですが、地階には"megaromantic cage"というカフェがオープンしてて(土・日・祝日のみ)、「メガロマンティック・ティー」「アトミック・ティーミルク」「ソウル・オブ・アミノキング」「ガイガジュース」なんてメニューの飲み物のみが、屋外の「ブンカー・ブンカー」っていう作品の中で販売されていました。ちなみにボクは「ソウル・オブ・アミノキング」を飲みましたが(二〇〇円也)、五〇〇ミリリットルのペットボトルで、今流行りのアミノ酸系スポーツ飲料でした。ペットボトルには小さい「ヤノベ・シール」が貼ってありましたが、キャップには"KIRIN"と書いてあったのは内緒です(笑)。

モノレールで南茨城へ、阪急に乗り換えて梅田まで移動。
阪神優勝MBS前
夜は
テアトル梅田でレイトショーの「
えびボクサー」を見ました。テアトル梅田は茶屋町のLOFTの地下にあって、向かいには毎日放送の社屋があります。ちょうど着いた時に毎日放送正面入り口に「タイガース優勝おめでとう」という看板を掛けている所で、でもこの場所でファンが大騒ぎをしているという感じでなくて、みんな記念撮影をしてるって感じ。その前に大阪駅近辺で晩ご飯を食べていると、外で阪神ファンが大騒ぎで走り回ってたので、あぁ優勝したんだなぁ……とは思ってたのですが。

そういう、大阪市内が異常な盛り上がりをしてる頃に、ごく一部の人たちは、この地下のちょうどいいキャパシティの映画館の素晴らしいスクリーンで、音が良いドルビーサラウンドで「えび」がボクシングをするという、このなんとも言えないヘンテコな映画を見ていたのであります。トンデモ映画なのか感動ものなのか一瞬とまどってしまう映画でしたが、少なくとも動物愛護協会から「動物虐待だ」と文句を言われる筋合いはまったくない映画ですね。きっとそういうのはネタじゃないですかね? ハリボテ風の巨大えびに、タコの気ぐるみを着たおっちゃんがぶっ飛ばされる所は大爆笑でとても面白かったですね。巨大えびを興行として売り込もうとする変な映画ですけれども、実はテーマは「愛」という所が一番の「トンデモ」な所だったりして。普通に面白い映画でした。

帰りの電車の中には、片一方の足にスニーカー、もう片一方にはサンダルを履いた人が乗っていて、阪神優勝の混乱ぶりが想像できました(笑)。阪神優勝、おめでとう!!

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