パザ日誌

2003年09月29日(月)

差し引きゼロさっ!

愛車ズゼゾー(鶏でいうと老鶏……しつこすぎ・笑)が故障した日、九月二十五日はDCPRGのセカンド・フルアルバム"Structure et Force"(構造と力)を買いに行ってたのでした。実は発売当日に買う気ではなくて、そのうち手に入れようと気楽に構えてたんです。でも前日の
菊地成孔さんの日記——現在更新停止(2003-09-30)——を読んでると、フラゲした人達からの感想メールが届いてるとかで、その内容が以下の引用のような感じだそう。

 帰宅すると、構造と力フラゲ組からいくつかメールが来ている。数通だが「前より興奮しない」とか「二回聴いたらもういいやと思った」とか「オーラが消えた」とか「大友にゲストでいから入っていた欲しかった」とか「5曲目がダサくてホント最低」とか書いてある。僕が新作を出したときの典型的反応だ。

これを見た瞬間にもうワクワクドキドキで楽しくなり、いてもたっても居られなくなって買いに走ったのでありました。

どう考えてもその辺のCDショップに置いてある訳もなく、間違いなくあるとしたらタワーレコードだろう——という事で、河原町OPAの九階にあるタワーレコードまで走ったのでした。いや、本当に走ったんですよ、ダッシュで。御池地下の駐車場に入れて、三十分以内で事を済まそうと思った訳です。それで一番近い大きめのCDショップであるJEUGIAへ行ってみたんですが、行くだけ無駄で一枚も置いてないのですな。やっぱりタワーレコードしかないと思って、人込みをかき分けかき分け走ったですよ。何車線か有る道路を、隙間があったら右へ左へ移動して走る”イラチ”な車がありますけど、まさにあの感じで、もう不幸を絵に描いた様な心の余裕の無さ。そういう事を感じながらOPAに到着してエレヴェーターで九階へ。

九階に付いて盗難防止ゲートをくぐると、すぐの棚にDCPRGの「構造と力」がぱっと見た感じ二十枚前後は山積みになってまして、横にはちゃんと今までのCDも一緒に置いてあります。おまけに菊地さんのチラシ(エッセイ集「スペインの宇宙食」とDCPRGのチラシ)も置いてあって、さらに店内にはDCPRGが鳴り響いてると言う、もう気絶しそうな状態でした。ゆっくりしてられないので、その中から無作為に一枚選んで、息を切らせてクラクラしながらレジにて購入。後は借り物競走で目的のモノを見つけた後みたいに、ひたすらゴールを目指して走りました。

最後にはゲームの様で楽しい気分に成りながら、人気もほとんどなく撤退する店舗も続出という噂の地下のショッピング・モールをくぐりぬけ(ここなんか、さながらマラソンでいう競技場に入って来て、残りトラック一周って感じ)、カードを機械に入れるとなんとギリギリ三十分以内。ツイてるなぁ——と我ながら関心して調子に乗って走ってると車が壊れたと、そういう事であります(笑)。

人生なんてまーるとバツのくーりかーえしーと井上順さんが耳元で歌うようでありました。

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