昨日は図書館で借りている「シュトックハウゼン音楽論集」の返却期限が近づいて来ているので、それを返しに——正確には読み切れてないので延長するために——図書館へ。図書館へ行くまでの通路で本の売り出しをしてたので、冷やかすつもりで覗いてみるとCDも売ってて、思わず二枚ばかり買ってしまいました。しめて二〇〇円(安い!)。買ったのはLe Coupleの"My Special Thanks"とRushの"vapor trails"。Rushは中古——サンプル盤——みたいですが、なんとLe Coupleはまさかの新品でした。とってもお得。このアルバムにはボクの好きな曲"The Water Is Wide(New Recording)"が入ってたのと、前からLe Coupleのアルバムが聴いてみたかったんですよね。ちなみに"The Water Is Wide"は前にこの日誌でも書いた事ありますが(参照:二〇〇三年五月二十五日の日誌)、尼崎競艇のCMソングに使われてる、トラディショナルな曲です。
まぁそれはいいとして、問題はRushですね。ボクがRushを買うなんて、自分でも笑ってしまうくらい似合いません。それで一旦はやめようと思って、手にしたCDを置いたんです。でも一〇〇円だし、お得だし……って思い直したんです。これが悪かったですね。帰って来て聞こうと思ったら、実は中のCDだけがPhantom Planetっていうバンドの"The Guest"というアルバムでした(笑)。これは似合ってないという事で、聴くなと言う事を言われているのだと(誰に?)解釈しておきます。やっぱりな……。
図書館へ行ったついでに、またまたCDも借りてきました。ジョン・ケージの「プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」(ジョン・ティルベリー(John Tilbury):プリペアド・ピアノ/POCL-2785)と「マスター・オブ・ブラジリアン・ミュージック」(WPCR-1130)の二枚。本は
padma colorsのButt_O’sighさんの影響で「台風エリス ブラジル史上最高の女性歌手エリス・レジーナ(Furacão Elis)」(レジーナ・エシェヴェヒア:著/国安真奈:訳/東京書籍/ISBN4-487-79784-5)を借りて来ました。そういえば、「マスター・オブ・ブラジリアン・ミュージック」にも一曲だけエリス・レジーナの曲——マリア、マリア——が入っておりました。ボクにとってラテン音楽っていうのは、コンプレックスであり、その反動——もしくは憧憬。いや、正直にいうと嫉妬のようなもの——のせいで触らないでおこうとずっと思っていたものでした。最近は恐る恐る、徐々に近づいているという状況ですかね。pazapでもこの前のリハではボサノヴァ・セッションなんてしてしまいました。