パザ日誌

2003年12月28日(日)

えんやこらせぇ〜たこフェリー

久々の帰省の日。朝八時に出発予定が結局起きたのが十時前。頭痛はだいぶ治まって来てたけど、そんなに寝てないし予定は狂うしで、予定を一日ずらそうかと思うも、今日乗る予定にしてたたこフェリーのサイトを見てたらやっぱり行きたくなって、留守番を頼んでから十二時ごろ京都を出発。もう予定は狂ってるし、かといって急ぐ旅でもないのでゆっくりと行く事にしました。給油をしたあと京都南インターから名神高速へ。渋滞も無くてスムーズなのでホッとしながら、まづは太陽の塔を右手に見た後、何も食べてないので腹ごしらえに吹田サーヴィスエリアへ。軽くうどんでも食べようと「きつねうどん」を注文したんだけど、こんなに不味いうどんを食べたのは久しぶりでした(苦笑)。サーヴィスエリアのうどんが手打ちの必要も無いのでいいんですけれど、だしがダメですねぇ。外で売ってた鰻丼でも買えばよかったと後悔しながら、なかなかさいさきの良いスタートです。

天気も快晴で暖かくて、道もスイスイと順調で言う事なし。すんなりと西宮へ着いて、そのまま阪神高速神戸線へ。明石海峡大橋が出来てからはこのまま第ニ神明からそのまま明石海峡大橋を渡って淡路島を縦断するんですが、今日は久しぶりにたこフェリーに乗る予定だったので湊川出口で降りました。下の道—-国道二号線—-は混んでるんじゃないかなぁ……と思ったものの、こちらもスイスイと渋滞無しでラッキー。明石の港には二時迄に着いてました。かつて橋が出来る迄は、このたこフェリーに乗船するために駐車場に入るのにも長蛇の列が出来て、六時間くらい普通に待たされたのに、久しぶりに来てみたら今はそんな事が嘘の様にガラガラ。こうなると逆にこの船の旅もだんぜん楽しくなります。

明石海峡大橋
明石海峡大橋(下から)

軽自動車に二人乗って料金は1800円。実際の船旅は十五分から二十分くらいなんですが、景色は良いし明石海峡大橋の下はくぐるし、備え付けの望遠鏡は見放題と、USJのアトラクションよりよっぽど楽しいアミューズメント・パークみたいなもんです。

ポカリスエットの壁画

それにフェリーに乗るなんて、こんなに旅気分を味わえる事はないのでかなりお薦め。橋も渡りたいって人は昼間にフェリーで淡路島へ行って、帰りは夜景を見ながら橋を渡って帰ってくるのがベストだと思いますよ。「もうちょっと乗ってたかったなぁ……」という丁度いい頃合いで淡路島へ到着。これまた久しぶりなので、ゆっくりと国道をファームパークあたりまでドライヴ。西淡三原インターから高速に乗って、鳴門海峡大橋を渡って鳴門北でおりました。これでドライヴがてらで楽しくて、しかも低価格という感じで徳島県に突入。かかった料金は名神高速(京都南から西宮)が1350円(軽料金)、阪神高速神戸線が500円、フェリー代1800円(軽料金とひとり追加)、本四道路(西淡三原から鳴門北)1150円(軽料金)で、しめて4800円でした。大塚製薬の倉庫に書かれた、ボクの大好きなポカリスエットの壁画を見ながら鳴門市街地を抜けて徳島市内へ。何かこれを見ると帰って来たなぁという感じになったりします、ボクの場合。

久しぶりなので旅の楽しみである「道を間違える」という行事もおりまぜつつ、藍場浜のパーキングへ。「徳島ラーメン」っていうのが美味しいらしいって話題は良く聴くのですが、まったくそういうラーメンを食べた事がなかったので、せっかくだからってんで有名な「いのたに」へ行ってみました。

昔演劇の大会で何度かステージに立った郷土文化会館を右手に見つつ、春日橋を渡って眉山へ向かって歩いて、実はだいたいの場所しか頭にインプットしてなかったので、半分いきあたりばったりに「いのたに」を目指しました。なんとかお店を見つけた時には、店にはシャッターがおろされてましたとさ(笑)。「あれ? 今日は休みかなぁ……」とか話してたら、たまたま中からお店の人が出て来て入れてくれました。初めはなにがなんだか分らなかったんですけど、どうやら営業は夕方五時までらしくて、もう十五分程過ぎてたのでした。とってもラッキーな感じで食べる事が出来たんですが、入った時には数人の人が居たものの、最後にはボクらだけになって何となく居心地が悪いなぁ……という感じ(苦笑)。四十人程のゲーノージンのサインを眺めながら、スープを最後まで飲み干して店を出ました。ホントお店の方々、終わってる所をすみませんでしたです。味は一口目スープを飲んだ感じは、こってり系のしょうゆ味って感じだったんですが、実はあっさりっていう不思議な味で美味しかったです。ボクは最初だし、プレーンなのを食べたのですが、肉入りのを食べさせてもらったらこっちの方が美味しかったです。ただ、ボクが一番好きな天龍—-昨日書いた「しぐれ焼き」の店の近く—-のラーメンを超える事はありませんでした。

その後、東新町やら駅前周辺—-徳島Cityやら駅ビルアミコからポッポ街—-を見て回って、夜九時頃に実家に無事到着しました。途中、例の自衛官の人が徳島県警によって無理矢理「自殺」にされてしまったらしい事件の現場で合掌をしたり、牛が出たりするらしい化け物スポット(?)を通りつつ、それでもゆっくりゆっくり九時間の楽しい旅でございました。

いのたに
ポッポ街のキャラクター

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