パザ日誌

2004年02月12日(木)

CD世代

図書館の件で関堂さんに羨ましがられてますが(いや、それより念佛ネクタイが気になる所ですが……笑。中国の「南無阿彌陀佛」だと日本のそれとちょっと意味が違ってきますね、多分)、これは文化的レヴェルの問題というより、きっと関係者に好きな人が居るんじゃないかとにらんでるんですがどうなんでしょうか? それにこの近畿のとある都市(まだ75日が過ぎてないので……笑)の中でも今の所、ボクがいつも行ってる1館のみだと思います。それでもこの1館だけでCDが7500枚あるそうで(醍醐中央図書館資料数一覧)、確かにこの数は多いですねぇ。しかも「欲しいCDがあるんだけど、廃盤で手に入らないし……」って完全に諦めてたのがここの図書館にあった……というケースが少なくとも3件はあって—-たまの「ろけっと」と「オフ・オフ・マザーグース」っていう企画ものと「桂枝雀のワンダー・ランド」—-こういう時には感動しますです。Frank Zappa御大は「ロスト・エピソード」だけあって(それでもあるだけ凄いですが)、Tipographicaが2枚あって、キングクリムゾンとかイエスとかのプログレ定番もの(?)もちゃんとあります。勿論Tsutayaにあるような流行ものはほとんど無くて、その分逆にクラシックとかジャズはたんまりとあって、さらに民族音楽や落語なんか多分ここの地域一の品揃えなんじゃないかと思える程で、ボクなんかの趣味からしたらもう宝の山みたいな所です。これだけでも贅沢なのに、欲を言えばラテンものが弱いですね。後はシュトックハウゼンとか三木稔さんとか置いて欲しい……。今度リクエストしてみようかなぁ。

ちなみに今借りてるのはシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」(ピエール・ブーレーズ指揮ベルリン・フィル/ポリドール/POCG-10130)とブーレーズ・コンダクツ・ヴェーベルン2(ブーレーズ指揮/メンバー・オブ・アンサンブル・アンテルコンタンポラン/ポリドール/POCG-1944)です。

そういえば、ここ1ヶ月くらいずーっと聴きたい曲がありまして、それはR・シュトラウスの「英雄の生涯」なのです。ヴィデオに録画したものは持ってるんですが、図書館で借りて聴こうと思ってて、でもその前に借りたいCDが山の様にまだ残ってるので、なかなか借りられないのでありました。コンパクト・ディスクという規格には、ベートーヴェンの「第九」が一枚に入るというのが(カラヤン絡みで)関連してるっていうのは有名な話ですが、それでもアナログ盤の頃は一枚半っていう中途半端な感じではありましたが、ちゃんと楽章の切れ目でディスクをチェンジできてたんですよね。それよりもボクは「英雄の生涯」が途中で途切れずに収録出来るっていう方が遥かに大きいです。中学の頃に買った「英雄の生涯」のアナログ盤レコードは、小澤征爾指揮のボストン交響楽団のものだったんですが、この演奏が凄く良くて感動して聴いてても、曲が途中でA面からB面に強制的に切られてたんですよね。これはちょっと気分的に萎えます。こういうの、CD世代の人には分らないんでしょうねぇ……。

コメントは受け付けていません。

pazap研究室 all rights reserved.