この年末年始は、徳島の実家に帰省。
29日の夜に、常時車に積んでいるCD—-Tipographicaの全アルバム、オリジナルの知久寿焼ベストが2枚、DCPRGが2枚、Zappaの「スタジオ・タン」、岸野雄一「A to Z」、それからアンサンブル・モデルンの「グレッガリー・ペッカリー」—-にZappa「Best Band」「Make a Jazz Noise Here」、そしてストラヴィンスキーの「兵士の物語」—-巻上公一、戸川淳、デーモン小暮が演じる日本語盤—-を追加して京都を出発。いつも通り、明石海峡大橋を渡らずに、たこフェリーに乗っての帰郷です。これで片道1200円くらい安く帰れるのですが、最低でも1時間から1時間半くらいは遅くなってしまうのです。でも、安いからってだけじゃなくて、たこフェリーのファンだからしょうがないのです。それに、フェリーに乗ると旅気分も倍増でいいのです。それが、たった20の船旅でも。
明石海峡大橋が出来る前はフェリー待ちに6時間……なんてウンザリな事もありましたが、それが今では待ち時間なしで乗れるのです。でも、ガラガラの船内を見ると、いくら夜だからといっても、経営状態は大丈夫だろうか? なんていうおせっかいにも心配してしまうのでした。たこフェリーなくなると困るのよねぇ。
今回の帰省は、ひたすら実家の大掃除をするのが目的でして、ほとんどゆっくりもしてられず終いだったのですが、それでも、いつものフルコースである「大吉のたこ焼き」に「アンリコのジェラート」—-今回は「なると金時」と「あずき」をチョイス—-そして、「ひこうせん」のケーキ—-パンプキンパイとバナナクリームパイ—-を食べました。
さらに、徳島市内では「ホットペッパー」の徳島版をゲットして、夕食を決める手がかりにしようと思ったのですが、結局は無料配布してた富田町商店街のガイドブックを見ながら、たまたま通りかかった「ノグチ」というレストランへ行くとこにしました。ここは大正時代から続いてるというレストランらしく、Jazzが流れる店内はいい感じ。奥の方のテーブルに座って、チキンカツ定食(たしか980円)を注文しました。亜赤出しとスープを選択できるんですが、反射的に「赤出し」と言ってしまってちょっと後悔しましたが、でもとっても美味しかった。イチゴも付いてたし。なんか、最近徳島で入ったお店はハズレ無しで嬉しいです。
そして、年が明ける頃には、隣町の—-と言っても、今秋には合併して同じ町になるそうなんですが—-日和佐町の大浜海岸で花火大会を見ました。大袈裟な花火じゃないけど、盛り上げ方とか、素晴らしい花火師さんだと思いました。大満足の年明け。
あとは、piaカイフというスーパーで御膳味噌を5つ買い込み、海南町にもコーナンが出来てるのを発見して驚き—-なんせ、小さい町に3つもホームセンターがあるんですよ—-牟岐のローソンには店内でうどんが食べられるようになっててビックリしつつ、1月2日の晩に徳島を出発して、京都に戻って来ました。
しかし、最近まったく正月っていうものを肌で感じませんが、今回は(京都の)近所の和菓子屋さんから漂って来る、餅米を炊いている臭いを嗅いだ瞬間だけ、一気に正月気分に包まれました。ボクにとっての正月っていうのは、暮れの押し詰まった頃についた、あの餅つきだったのだと実感したのでした。