パザ日誌

2005年04月16日(土)

オーガニック・ダンス・ミュージックと東京のフェス?

土取利行『オーガニック・ダンス・パーカッション』(徳間ジャパン/TKCA-71484)を図書館で借りて来ました。
棚においてある時には、このCDの帯が見えなかったんですが、借りて聴こうと見てみると、なんと帯のコメントを書いてるのが緒川たまき嬢じゃないですか! 緒川たまき嬢がお薦めのCDなら、聴かずとしても良いものに間違いは無いです。もうこの世の中の全てが緒川たまき嬢の言う通りです。もうボクは、もし緒川たまき嬢が「行ってこい」と仰るなら、反日デモの横で露店を出して、寿司でも天ぷらでも、たこ焼きでもゴム草履でも売って来ます。いや、本当に「行ってこい」って言われたら、切れ痔が痛いだとか、249歳になったおじいちゃんの誕生日パーティーがあって、そこでドラグ・クイーンをやるからだとかって言い訳して、結局行かないんですけれど。そして言われるんですよ「嘘つき」って。緒川たまき嬢に「嘘つき」って言われる為なら、どんな嘘でもつく用意はできてます。これは、そういうCDです(どんなCDや!)。

「オーガニック・ダンス・パーカッション」って言うからには、オーガニックじゃないパーカッションがあるって事ですね。organicっていうのを手元に有る翻訳コンニャクで訳してみると「有機的」。まぁ、一般にも「有機野菜」の事で良く使う言葉ですよね。現在のダンス・ミュージックのリズムっていうのは、打ち込みのinorganicなものっていうイメージがあるので、それに対するorganic、つまり実際にアコースティックな楽器を肉体で演奏するっていう、一番原始的でシンプルで、それでいて神秘的で呪術的な方法によって演奏されるダンス・ミュージックだっていう事でしょうね。ここ数年のボクのテーマはまさに「ダンス・ミュージック」であって、音楽っていうのものの根源はやっぱりダンスという気がします。いやむしろ、音楽っていうのはダンスの伴奏であって、本来はダンスが主とも言えるのでしょう。ダンスの為の音楽。これが本来の音楽の姿かもしれません。音楽史とか不勉強なので感覚的なものですけれど。とにかく、このパーカッションのCDは紛れもなく最高のダンス・ミュージックです。


リニューアルしたくずはモール本館のHMVにて、Miles Davisのアルバム"Agharta"を購入。1354円(税込み)。輸入盤だったんですけれど、2枚組のこのアルバムが新品でこの値段ってのは安いですよね。間違いじゃないの? ちなみにAmazonではこのAghartaの輸入盤が2473円ですからね。1000円以上安いです。おまけにオープン記念として、500mlペット・ボトルのジュースとアルカリ単三乾電池2本も付けてくれました。これは限定で先着順のサーヴィスだそうです。らっきー。

このアルバムはエレクトリック・マイルス時代の1975年2月1日の日本でのライヴの昼公演を収めたもので、"Pangaea"というこれまた2枚組のが夜公演を収めたものとなってます。場所は大阪フェスティバルホール……のはず(苦笑)。というのも、このアルバムのライナー・ノーツを読んでると、次の様な記述が。

the two double albums–Agharta and Pangaea–recorded on a single day in Tokyo, February 1, 1975.

英語苦手なもので、変な所から切って引用してるかもしれませんが。でも東京って書いてあるんですよね。ちなみに後に録音データとかが載ってるんですが、それにはこう書いてあります。

Recorded live at Osaka Festival Hall, Japan, February 1, 1975.

まぁ知らない外国の土地勘なんでこんなものかもしれません。大阪フェスティバル・ホールってのが東京にあると思ったのかな? まぁ、日本には東京しかなくて、ちょんまげに刀さしてる侍が、芸者衆とフジヤマ見ながら寿司や天ぷらを食って、ハラキリしてますからね。まぁそりゃそうだ。アメリカにはニューヨークとサンフランシスコしかないんでしょ? 東半分がニューヨークで、西半分がサンフランシスコ。首都って確かニューヨークでしたよね?

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