もう8月です。
地獄のような京都の夏も、今年は過ごしやすいです。今の所。
さて、今年で10周年を迎えると思われるpazap。相変わらずのスローペースで活動してますが、曲作りもスローペース(苦笑)。折角『多分今年が10周年』というアニヴァーサリー・イヤーなのですから、その為に—-という訳でもないんですが—-新曲をドーンと発表したく、只今準備中です。
今回のコンセプトは『Hell Ditty』のサントラを作る事。別に映画になってる訳でもミュージカルになってる訳でもないのですが、架空の音楽劇『悪魔と善魔のHell Ditty』のサントラを作ろうという事で、企画は進んでおります。自分の中では。
もともと『Hell Ditty』という曲は、音楽人形劇としてライヴでやろうと思っていて、その中のオープニング・テーマ曲として作った曲です。その続きを作ってみようというのが今考えてる所で、しかも、本編の物語としては発表しないで、サントラだけを発表しようという企画です。
サントラと言えば数年前、大人計画のミュージカル『キレイ』—-奥菜恵が主役の方です—-のサントラを買って聴いていて、まったく芝居の内容も知らずに何年も聴き続けていたのですが、ちょっと前にアマゾンで安くなっていたので、このDVDを買ったのです。ミュージカルとかのサントラの曲っていうのは、歌詞が抽象的じゃなくて、台詞にメロディを付けているというような感じが多いので、その曲だけを聴くって言うのは、まったくなんのこっちゃ分からんような事なのですよね。戯曲からある部分だけを抜いた台詞を読んだだけでは、その作品を理解できる訳がないのは当たり前で、それでもこのサントラの曲は素晴らしすぎるので、ずっと普通に気に入ったCDを聴くのと同じ感覚で、聴き続けていたのです。
で、最近DVDで芝居全部を通して見てみたら、ずっと何気なく聴き続けていた曲の意味が、パズルを完成させるように繋がっていくように、ピタッピタッと嵌まっていったのです。あぁこの曲はこういう流れの中で歌われる曲なんだ! とか。その感覚、つまり本編を見ずにサントラだけを聴く感覚っていうのが面白いなぁと思いまして、それならば自分でもサントラだけを作ってみたいな……と思ったのです。
さて、今年中に完成できるのか! 企画倒れに終わるのか! ちょっと分かりませんが、チャレンジしてみたいと思います。現在は、すでに完成しているテーマ曲『Hell Ditty』の他は、3曲の曲名とどういう曲にしたいかっていうイメージが。それから凄く短い曲『どうしましょう』っていう曲が完成しております(アレンジはまだ。そうそう、これの歌詞はすでに何年か前にこの日誌で発表済みだったと思いますが)。勿論サントラですから、インストも作りますよん。
写真は我らがボス『パザなまず』の煙草に生野さんが火をつけている所。ライヴのリハ前の様子です。