ボクが子供の頃は地元の夏祭り『姫神まつり』は毎年8月1日と2日に行われていた。土日に関係なく毎年同じ日に行われるのが本来の姿だと思うが、大人の事情もあるのだろう、いつの間にか8月の第一土日に開催されるように変わった。暫くしてからは8月16日に代わり、その時からは2日間行われていた祭りが1日だけのイヴェントと圧縮された。それが定着するのかと思うと、こんどは他の町内の祭りと合併し、7月後半へと移動してしまった。
お盆休みで帰省するボクとしては16日に開催してくれると、世界一大好きな牟岐の花火大会が見られる確率が高くて嬉しかったのだけれど、7月になってしまうとほぼ絶望的。雨天順延の場合は8月16日に振り返られるので、そうじゃない限りは見られない。
都会で花火大会へ出向くと、あまりに人が多すぎて辟易する。人ごみの1万発よりもゆったりと見られる3百発の方が絶対に良いという考えのボクは、出来るだけ帰省中に花火を見たい。そう思って調べてみると、相生中学校のグランドで相生まつりなるものがあると知ったので、今日は夕方から那賀町(旧相生町)へ出発した。勿論、日和佐から赤松経由で行った。
会場のグランドに到着すると、アマチュアバンドのライヴが行われていた。屋台で食べ物を買って、それを食べながら素朴な田舎の祭りの雰囲気を堪能。アマチュアバンドの後は長渕剛のそっくりさんのライヴや演歌歌手のコンサート、餅投げがあり、念願の花火もゆっくりと座ってみられた。
花火と言っても普通の打ち上げ花火だけじゃなく、地元の吹筒花火という花火が凄かった。また来年も訪れてみたい楽しいお祭りだった。