嫌な予感というものは当たる時があるもので、15日の金曜日の夕方には、この土日は寝込みそうだなと感じていた。
案の定、土日は寝込んでいたが、熱は微熱程度だったのでインフルは免れたかに思えた。だが昨日はいつものように、上の娘と自転車で買い物に出かけ、帰宅後に『サザエさん』を見ようと思ったが、急に寒気がして調子が悪くなり、2時間程布団の中で寝込んでいたがどうもダメ。試しに熱を測ってみたら39度くらいある。これはインフルかもしれないと近くの病院に電話してみると、受診できるというので歩いて行く。
病院では少し待たされたが、診察室に通されるとすぐにインフルエンザのキットを鼻に突っ込まれ、待合室で暫く待てと言われる。10分程して医師がやってきて「インフルエンザです。A型です」と告げられた。
インフルエンザは熱が出てから12時間くらい経たないと検査が出来ないと聞いたが、こんなに早く出たと言う事は、この土日の微熱もインフルのせいだったのかもしれない。それにしても急に熱がドッと出たので、薬を貰って帰る前にコンビニに寄ってシュークリームと飲み物を買って帰った。
帰宅後にシュークリームを食べ、タミフルと解熱剤を飲んで横になったが、一向に眠れず苦痛だ。10年前にインフルに成った時もまったく同じ状態だったので、今夜は一睡もできないだろうと覚悟した。かと言ってテレビを見るのも辛いので、枕元にMacBookProを持って来て、まだ聞けていないお気に入りのポッドキャストを聞いていたが、普段とても楽しくてずっと聞いていたいポッドキャストが、苦痛でしょうがない。結局ラジコでラジオを聞いていた方がマシだったのでそうしていたが、運が悪い事に昨日は日曜日。日曜日の夜はラジオが早く終わってしまうというから悪夢だ。
深夜2時。相変わらず熱は下がらず、苦しくて眠れない。こういう時は落語だな……と思い落語を聴こうと思ったが、CDを探しに行く気になれない。今日程YouTubeのありがたみが解った日は無いかも知れない。YouTubeで検索すると枝雀落語は色々とある。結局丸24時間以上一睡も出来無かったが、苦痛の中でも落語とラジオでなんとか乗り切れた。
ボクは人生の辛いときを、本当に落語に助けられてる気がする。相変わらず熱はさがらないが。