とある国家試験を受けるために、朝から加古川へ向かった。
勉強は1ヶ月ちょっとしていたが、あまり時間が取れず、準備は万全とは言えない。参考書の類は一つも買っていなくて、ひたすらネット上にある過去問だけを、ちょっとづつやっていた。
試験会場へ着いたのが3時間前だったので、テキトーにピックアップした過去問を2つほどやってみたが、なんと絶好調でほとんど満点に近い。こんなに勉強する時間がなかったのに、ここまでわかるのなら何とかなるんじゃないか? そんな事を思いつつ試験に挑んだが、やはりそんなに甘くはなかった。
何と、今回の試験問題は、過去問のパターンを意図的に外していこうという意思が感じられる出題のしかたで、なんともいやらしい問題が何問もあり、もともと根本的に基本を地道に覚えていく勉強が出来てない勉強の仕方では、考えたところで答えの出しようがない問題がいくつもあった。もうしょうがないので、サイコロを振りたくなるほどだったが、それでも自分なりにベストだと思う答えを考え出して、何とかマークシートを埋めてきた。
3時間の試験時間だったが、1時間半で切り上げ、予定より早く試験からは解放された。この解放を心待ちにしていたので、試験が終わった後は、さぞ開放感で気持ちいいだろうなと想像していたが、なんのなんの、自分の不甲斐なさに気持ちがすっかり沈んでしまい、スッキリするどころではなかった。
それでも予定より早く終わったので、帰りはゆっくりと帰ろうと、高速道路は使わずに下道でゆっくりと帰った。これが大失敗で、なんと自宅に帰るまで5時間もかかってしまったのだった。まぁ、それでも車内では溜まっていたポッドキャストを聞きながら、ゲラゲラと一人で笑いながらのドライブだったので、そんなには苦痛ではなかったのが救いだった。
試験の結果は1週間後。もし合格しているとしてもギリギリだろうなぁ。というか、もう1回受けるとなると、また試験勉強をしなおしかと、それが心配でならない。