パザ日誌


2002年2月24日 (日曜日)----すぎもとともひで

カゲマン

記憶というものは、まったく不思議なものである。自分の都合の悪い事は、自分でなかった事にしていたり、逆に恥をかいた事などを、何かのはずみで突然思い出して夜眠れなかったりすることがある。ボクは小さい頃の記憶を記憶するスペースが少ないのか、人と話をしていても自分の子供の頃の記憶が少ないんじゃないかと自覚したりする事がたまにある。別にそれで不都合が有るかと言えば、まったくそんな事はないので、日常生活になんの差し障りはないのだけれど、何かのはずみで、急に記憶が蘇りびっくりする事もある。

昨日寝る前に何気なくWeb巡回をしていて、どこのサイトか分からないけれど、昔どこかで見た事があるような絵にであった。何かの漫画のキャラクターみたいだけれど、見覚えが有る。ものすごい懐かしい感じがした。説明文を見ると「名たんていカゲマン」と書いてある。ん、ちょっとまてよ。最近確かそんなアニメをテレビで見たなぁ......。そう思って検索をかけてみた。 出て来た画像は単行本の表紙の写真。「あぁ、こんな漫画昔あったよなぁ。たしか、これ持ってたぞ!」へたすれば20年以上記憶から消えていた事が急に蘇ったのである。テレビでやってたのも、同じものだったようだが、絵が昔と違っていたので全然わからなかった。

昔好きで見ていた漫画とかでも、特に好きだったりするものは強烈に憶えていたりするのだけれど、普通に気に入っていたもののなかには、年とともに忘れてしまっているものって、けっこうあったりするんだろうなぁ。なんか旧友に道でバッタリと出会ったようで、妙にうれしかったのだった。 漫画に限らず、他にもこういう事っていっぱいあるんだろうなぁ......。