パザ日誌


2003年3月 8日 (土曜日)----すぎもとともひで

京都・花灯路

昨日から京都では「京都・花灯路(きょうと・はなとうろ)」というイヴェントが始まってます。
看板

まぁ本当はこの前に書いた様に大丸京都店の「北海道市」へ行くのが目的だったのですが、牛乳瓶のような瓶に入ったプリンは見つけられず、案の定人は溢れてるし、「スープカレー」はお持ち帰り専用だったのでやめて、「ソーセージカレー」にしたら美味しかったのですが、所詮ボクは外でカレーを食っても「カレーはやっぱり家で作った二日目か三日目のが一番美味しいよね」という結論を確認するだけの男だったのです。でもソーセージはピリ辛で美味しかったし、ルーも手が込んでそうで、初めは甘くて後で辛みがくるタイプ。でもそんなに辛過ぎずにちょうどいい感じでした。

某店のソフトクリームも食べましたが、濃厚さがなくてイマイチ頼りない感じ。

それからちょっと寄って見ようと思って祇園方面へ行きました。法観寺の塔を見に行こうと思って東山通りの電気屋さんの所から入っていくと、あの有名な看板を発見。おぉ! こんな所にあったのか!! ちょっと感動でした。ここの家(たしか豆腐屋さんだったような)は角にあって、道が狭いのでよく車がぶつかるので、気をつけてもらうようにこの看板を作ったんですよね。結構テレビでも話題になったりしましたので、知ってる方も多いと思います。なんかもうボロボロになってますけど......。

「京都・花灯路」は二〇〇三年三月七日(金曜日)から三月十八日(火曜日)までの午後六時から十時まで、京都市東山区の清水寺から青蓮院までの約二キロの道の両端を 行灯 あんどん でライトアップするものです。

しだれ桜

円山公園では有名なしだれ桜も奇麗にライトアップ。(クリックすると大きい画像が見られます)昼間はそうでもなかったんですが、流石に夜になると冷え込んで来まして、途中で暖かい甘酒を頂きました。そんな円山公園の中では光のオブジェや現代的な生け花(?)なんかも沢山展示してありまして、アマチュアカメラマンと思われる人たちが熱心に写真を撮ってました。

なんか「京都・花灯路」なんて言われたらさぞ「京都っぽい」とか「和風」とかっていうイメージが強いのですが、この展示とかは結構現代アートっぽいものが多くて面白かったです。

生け花

保守的っていうんじゃなくて、こういう新しい事に対しても取り入れたり、理解を示す事が出来ると言うのは京都もなかなかだなぁと思いましたです。しかもそれらは明らかに異質っていうんじゃなくて、なかなか溶け込んでいてよかったですよ。一番面白かったのは大きな透明のビニール袋に水を入れて、その中に花が入っていて、そのビニール袋の上を絞って吊り下げて、周りをカラフルな荷造りで使うようなビニール紐みたいなので囲ってあるものでした(なんか分かりにくいなぁ・笑)。京都みたいな街はとかく「古いものを守ろう」ってな発想ばかり強くなりがちなような気がしますが、やっぱり同時に新しい発想っていうのは重要だと思います。そしてそのバランス感が面白い街になっていくのだと思うのです。新しい発想は未来から見れば「古典」になるものですし、そういう百年単位後の古典を造り出すというのも京都みたいな街が抱えている課題なのでしょうね。なんて偉そうにも考えてしまいましたです。

最後は 知恩院 ちおういん

知恩院

法然上人の浄土宗の本山です。清水寺もそうだったのですが、ここも夜間の特別公開中だったようです。山門の上にも上がれた様ですね。いやぁ、久しぶりに京都見物って感じでした。京都市内に住んでるのにもかかわらず、こういう所はめったに行かないですからねぇ。いつもの行動範囲からちょっとだけ寄り道したら行けるのですが、そのくせテレビの京都紹介を見ながら「京都行きたいなぁ」なんて思ってしまうのですよねぇ(笑)。