パザ日誌


2003年10月31日 (金曜日)----すぎもとともひで

薄っぺらな音

色々とPanther(Mac OS X 10.3)を試しているんですが、なかなか快適ですね。いちいち新機能についての事は、ボクが書く必要もないので省略します。でもひとつだけもの凄い困った事があるんですよね。それはプレヴューという付属のソフトなんです。多分Jaguar(Mac OS X 10.2)までのはプレヴュー・ヴァージョンで、今回から正式リリースになった模様ですが、そのせいでいままで出来てた事が出来なくなってるんですよね。これはバグではなくて、反対にいままで出来てたのがバグだったのかも知れませんですが。あ〜あ、あんな裏技が出来なくなってしまった......(謎)。残念......。


今日で十月も終わりという事で、「たま」も今日で解散ですね。それで思い出したのですが、この前にほとんど見ないような音楽雑誌をタワーレコードでめくってたら、その雑誌の方が「たま」の解散について書いてたんです。ほとんどウェッブ・ページ上の個人的な日記みたいなレヴェルの文章に感じたのですが(それが悪いと言ってるのではない)、その人が考える「たまの解散の理由」っていうのが「たまの薄っぺらな音が時代に合わなくなってきたから......」(正確な引用ではないですが)だと言うんですね。ボクはそれを見て、絶対にそんな事はないだろうと思いました(勿論ボクがその答えを知ってる訳はないので、根拠もその記事を書いた人と変わらないとは思うんですが、まぁ少なくともボクは金をもらって書いてる訳ではないという部分は違います)。

「たま」をライヴで見て、そのサウンドが「薄い」と感じた事なんか無いのですが、例えば今風のサウンドと自分たちを比べて、その違いによって解散なんかするのなら、初めから「たま」なんかやってないでしょう。それにそうだとしたら「たま」自体が自分たちを「しょぼい音のたま」というのを売り物にして「しょぼたま」なんてのをライヴでやったり、アルバムを出したりしてるのは矛盾してる訳だし、「たま」の二人が参加している「パスカルズ」にしたって、大人数にもかかわらず「いばらない音楽」なんていうコンセプトでやる筈もないでしょう。そんな理由を考えるのは、商業音楽で勝ち負けを競争してる側の問題で、アーティスト側が考えてる事じゃないと思うんですけど(特に「たま」は)。

まぁ、その人が言う事が本当なら、これからも音楽活動を続ける各メンバーが分厚いサウンドに向かうという事ですね。ボクはそんな事はないだろうと思いますが。