パザ日誌


2003年12月11日 (木曜日)----すぎもとともひで

当たり日

ボクのイメージの中では、宝くじ売り場ってぇのは午後三時で閉まるというイメージです。多分、いつも買ってた店が(当時の)第一勧銀の前の店だったからかもしれません。他の店では遅くまでやってるんですね。......そういう訳で、午後七時前にイズミヤの宝くじ売り場へ滑り込んで、なんとか今日中に年末ジャンボをゲットしたのでした。験をかつぐなんて事には、どっちかっていうと否定的な人間なんですが、何故か今日は験でも神輿でもかついでみたい気分なんです。

それはひょっとしたら「当たるかも?」という出来事があった日だからという事で、いや、どっちかっていうと今日は「当たった」、いやいや、もっと正確に言うと「当たられた」のです。そう、朝から信号待ちでオカマされたのです。それで、これは今日は当たり日だっていうんで、喜んで宝くじ売り場に滑り込んだんです。

車は別にどうってこと無かったんで、「あ、いいですいいです。全然大丈夫ですぅ」って事で何もなかったんですが、きっとあれくらいの事でも当たる人がこういう偽善者の皮を被った偽善者なボクじゃなかったら、もっと大変な事になるんでしょうか? でもボクが偽善者面して「いいですよ。そのかわりに、今度あなたが逆の立場になった時には、その人を許してあげてください。情けは人の為ならずって言うでしょう。あっはっは」なんてインドの人のように言ったのは(大嘘。そんな事言ってないです。本当は言いたかったけど、格好良すぎて似合わない事は自分が一番知ってますから......)、相手が女性だったからという訳ではありませんですよ。今までに三、四回くらいオカマされた事ありますが(全部男だった)、すべて「あ、いいですいいです」で済ませてるんですよね。偽善者な行為みたいですけど、そうじゃなくて会社のオンボロ車だったりしたので、そんなたいした事ないオカマで、警察呼んだりしてる時間が勿体ないんですよね。本当は。

だけど今日は自分の車だったんで、まったくの偽善行為ですね。まぁ、そういう事はどうでもいい話で、たいした事なくて本当に良かったっていうのもラッキーだし(思いっきりぶつけられて大怪我したり、死んだりしてた可能性もある訳ですからね)、それだけで年末ジャンボに当たったくらいラッキーな事なんですが、なんか「当たった」(正確には「当たられた」なんですが)っていう語呂合わせが面白そうだからと、それだけの理由で今日はどうしても年末ジャンボを買いたかった訳です。

しかし、たいした当たり方ではなかったにしても、相手の女性は完全に焦ってて、軽いパニック状態じゃないかという感じで、ちょっとかわいそうでした。そういう時に、「そうだ! 今日はこんなめったにない事があったんだから、お互いに年末ジャンボでも買いましょうよ。きっと当たりますよ!!」くらい気の利いた事が言える人間になりたいもんだと、反省しながら、腰痛の腰をさすりながら帰って来たのでした。さて、明日のレコーディング。かなりヤバイです。この状態でドラムが叩けるのか???