pazapの新曲----といっても、通称でそう呼んでるだけで、もう作って暫く経つんですけれど。「ボク」という曲です----は、シンプルな8ビートと、ボクが作るとどうしてもそうなるのか? という様な同じフレーズの繰り返しで出来てる様な曲なんです。そういう曲を昨日はあーでもない、こーでもないと練習してました。普通のアレンジにすれば何でも無い単純な曲なのに、何故にややこしいアレンジにするのか? そんなので悩まないといけないのか? 色々と自分の中でも思うのですけれど(苦笑)、普通にやるのは皆やってる事ですし、それをあえてわざわざ同じ様にpazapでやる必要も無いのだと、ひねくれたボクは勝手に納得するのでした。いや、どちらかというと、世間が間違ってる(笑)。それくらいの勢いです。
この曲は、間奏のギターソロ部分の後半にドラムとベースが、4拍3連のフレーズで3拍子を演奏して、上モノとポリリズムになります。4と3のポリリズムなんですけれど、4が16分音符で3が3連符を演奏するので、人によっちゃあ「そんな事をしちゃダメ」なお手本になるのかも知れませんが、「そんな事しちゃダメよ」がスリリングで気持ち良いなんていうのは、昔から世の常なのはボクが書く迄もない事でございます。そのポリリズム部分パート1----後半にポリリズム部分パート2っていうのが出てくるので。これがもっとややこしい(笑)----がどうも合わないので、昨日はその部分を重点的に練習しました。
例えばこの曲の場合、ずっと4拍子で進行していて、急にある部分に来たらリズムパートが3になるんですが、その場合演奏する方が2通りのリズムの取り方が出来るんですね。つまり4拍子を体で感じながら3拍子を演奏するのか、完全に3拍子にシフトしてしまうのか......なんですけれど(「4拍子で3拍子」っていうのは、つまり4拍3連----1拍3連を4でグルービングしたもの----だという事です)。この曲の場合どっちで演奏しても問題ないのですが、ボクは4の中で3をやってるんですが、聞いてみるとベースの高木氏は完全に3でとってるのだとか。こういうのはポリリズムの醍醐味ですなぁ。どっちかっていうと完全に3で演奏する方が高度な気がするんですが、その辺りの感覚も人によって違うのでしょうねぇ。
ともあれ、もうちょっとこの曲で悩みそうであります。練習せねば。