パザ日誌


2004年5月 3日 (月曜日)----すぎもとともひで

柏餅

柏餅

やっぱりこのシーズンには柏餅を食べたくなりますね。子供の頃はおばあちゃんが手作りで柏餅を作ってくれて、柏の葉っぱを山に取りに行くのが子供の仕事だったものです。正観寺というお寺がある近くにため池がありまして、その辺りに柏の葉っぱを取りに行った事を覚えてます。

で、スーパーに行った時に柏餅を買って食べたのですが、千葉から帰省してた叔母に「徳島の柏餅の葉っぱは柏の葉っぱじゃないって知ってた?」と言われてビックリしました。そう言われれば、京都で見かける柏餅の葉っぱは、何かグローブみたいというか、手の形みたいです。そして、改めて徳島の柏餅を見てみると、そんな手みたいな形はしていない......。気づかなかったですが、やっぱり違いますね。何故、これを京都で見た時に気づかなかったんだろう?

その事を、子供の頃には柏餅のシーズンに葉っぱ取りのアルバイトをしながら、「葉っぱじゃなくて、何で身がならないんだろう?」と常々思っていたという(笑)叔父に聞いてみると、「いや、これが柏の葉っぱだ!」と譲りません。それで、調べてみると、西日本の柏餅の葉っぱは、実は「柏の葉」じゃなくて、「サルトリイバラ」という木の葉を使う事が多いのだそうです。柏の葉よりも入手しやすいからだとか。へぇー。山帰来(サンキライ)と呼ばれる事もあるようですが、ボクの実家がある徳島県南部では、この葉を「柏の葉」と通称で呼んでいるのでしょう。

どっちにしても、ボクの中では慣れ親しんだ「サルトリイバラ」の柏餅が好きです。

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