パザ日誌


2006年5月23日 (火曜日)----すぎもとともひで

Mandamとニャピョンガ

以前予告した通り、21日のライヴでS.Eに使った、この為に作った曲を公開しました。曲名は『Mandam#3』です。『その他の音楽』よりどうぞ。今回からクリエイティブ・コモンズのライセンスでの公開に致しました。次はエレクトロニカっぽいのに挑戦したいなぁと思ってるんですが、さて、どうなるか......。

さてさて、ライヴ・レポートは記憶の消失によって書けないとしても、一応今回初演した新曲『ニャピョンガ』については、ちょっとだけ書いておきましょう。

『ニャピョンガ』はBPM120の4分の4拍子。変拍子なし。ポリリズムなし(次のライヴではポリリズム導入予定)。しかも3分台の短い曲です。作曲中は「全米でヒットしそうな、セクシー系ダンスミュージックだぜ、これは!」って思いながら、pazapのカラーじゃないよな? って思って完成したんですが、なんのなんの、蓋を開けてみると『どこがビルボードやねん!』というようなコテコテのpazapサウンドだったりして(苦笑)。

メンバーに渡したデモにはギターが入ってなくて、生野さんにお任せだった訳ですが、初めてのリハで生野さんが弾いたパターンは、なんとモントゥーノだったのでした。びっくり。という事で、ワタシは最も苦手で出来れば避けて通りたいと思って来た、ラテンを叩く事になってしまったのです。

で、基本のパターンを『ソンゴ』にしまして、どうせならと左足(ハイハット)は2-3のソン・クラーベ。カウベル(右手)とリムショット(左手)とキック(右足)とハイハット(左足)がバラバラで、しかもラテンですから頭にアクセントが来ないという(つまり頭にキックが鳴らない)、まったく地獄のような、必死で練習してもオカズを入れると次の頭で崩壊するという、体にラテン・グルーヴが染み付いてない野郎にしてみれば、まったく余裕がない演奏を、初演でもしてしまった訳です(ライヴ見てない人に補足しますと、だから今回のライヴが崩壊した訳ではないです。もっと大きなのがあったんですよ。多分。記憶が飛んでますが......)。

いつも『変拍子が難しい』とか『だから凄いですね』みたいな言われ方をするんですが、変拍子なんか本当に全然難しい事じゃないですよ。ポリリズムに比べれば。ラテンなんかに比べれば。変拍子が難しいってのは、きっと思い込みなんだと思います。4拍子と一緒ですよ、ホント。ラテンのがよっぽど難しいです。