京都の花灯路は年に2回あり、1つは嵐山で去年の12月10日にちょっとだけ渡月橋の写真を撮りにいき、今日は東山の花灯路に行って来た。とはいえ、出かけた時間が遅かったので、3時間ほどしか回れなかったのだが......。
とにかく今回は知恩院の三門のライトアップを絶対に見たかったので、知恩院へ向かう。
その途中、円山公園を通るとしだれ桜(一重白彼岸枝垂桜)のライトアップが美しかったので写真を撮ってみた。勿論花はまだ咲いて無いのだけれど、枝とそれを支える糸の線が繊細で美しい。
池の向こうでは生け花が展示してあるゾーン。時間がなかったので見る事が出来無かったのが残念。
知恩院三門のライトアップは、ただ国宝の門にライトを当ててあるという普通のライトアップではなく、建物の形にコンピュータープログラミングされた映像を投影するもので、『プロジェクションマッピング』というそうだ。それも門の形状だけではなく、エレクトロニカな音楽にも合わせて、アートな映像表現がされるので、とても感動的な体験が出来る。
会場は満員で入場制限がかかり、次の回まで待たされたが、待っている間も国宝の門を照らすアートな照明を堪能出来るので苦には成らなかった。
あまりにも素晴らしくて感動したので、完全入れ替え制という訳でもなさそうだったので、2回見て帰って来た。何度見ても飽きない素晴らしい作品だった。10周年記念事業という事らしいけれど、これは毎年続けて欲しいなぁ。会場からは感嘆の声が上がっていたくらいだし。
それから、また円山公園を抜けて清水寺方面へ。
清水寺へは向かわず、法観寺の塔が見える辺りまで来ると、花灯路が終了する時間になり、電気が消えた。
5秒か6秒くらいシャッターを開けて撮影していると、前を数名の警備員の方々が横切った。その写真を見てみると、服に付けられたLED電球か何かの赤と青の色が波の様にユラユラと写り込んでいて面白かった。
法観寺のあたりから東山通りへ出て帰った。