パザ日誌

2002年04月30日(火)

お客さんの迎え方

谷村新司さんのラジオを聴いていたら、大阪の定宿のホテルではタクシーで着くと必ず「お帰りなさいませ」と迎えてくれて、それがとっても嬉しいと言っていました。

お客さんを迎え入れるときは一般的に「いらっしゃいませ」という場合が多いのですが、そういえば最近はそれだけでない場合もありますねぇ。例えばコンビニなどでは「いらっしゃいませ、こんにちは」という言い方もよく聞きます。「いらっしゃいませ」だけだと、いかにもお決まり過ぎてこころがこもってない感じがするのですが、「こんにちは」とか「こんばんは」が着くとなんか人間同士の会話っぽくなって、ホッとする時もあります。

ただ、これも「いかにもマニュアル!」という言い方をされると効果がなくなるので、どっちにしてもやっぱり最後はそのヒトがどれだけ心を込めてるかと言う事になってしまうのでしょうか?

昨日訪れた某ターミナル駅の改札内にあるコンビニでは「お疲れさまです」という迎え方でした。そういうのは初めてだったので、意表を付かれてしまった感じで驚いたのですが、ちょっと「ほっといてくれ!」という感じがしました。ひねくれもののボクは「別に疲れとりゃせんがね!」と言いたい気分になるし、こんなの一般的には社員同士での挨拶で、お客さんに言う言葉じゃないような気がするのはボクだけでしょうか? 場所的にサラリーマンが多い所なのでそう言うようにしようとしてるのでしょうが、何か逆効果のような気がしました。初めて行ったラーメン屋で「毎度!いらっしゃい!!」と威勢良く言われた事もありますが、こっちの方がまだましですねぇ。ひねくれたボクでも許せます。

そういえば何年か前、阪神高速の料金所の人が「おおきに」というのが失礼だという意見があったようで、「ありがとうございます」に変えるというのがニュースになって、結局はそれにもクレームが着いて元に戻したというお粗末なコトがありましたねぇ。うちの田舎でも「おおきに」とは良いますが、あんまり若い人は使いません。関西では若い子も商売では普通に使ってていいですよね。ほんと良い言葉だと思います。基本形は「おおきに」ですが、「おおきに、どうも」というのも良く使われ、ロング・ウ゛ァージョンの「おおきに、どうも、ありがとうございます」というのもあったりします。関西地方では、やっぱりこういうのが一番いいように思いますねぇ。

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