パザ日誌

2002年06月17日(月)

石川さんはすごいっす

朝目覚めると頭の中で何かの曲がぐるぐるぐるぐる回っている事が多い。

最近は
たまを聴いているせいか、たまの曲が回ることが多いのだけど、共通する事は
石川さんの曲ばかりだということ。

たまというグループの印象は、変な声のヒトが歌う変な世界の歌と、いつもランニングのヒトが居るところ、という感じのヒトが多いと思うけど、実際はメンバー全員が歌うグループなのだ。基本的には作ったヒトがヴォーカルをとるという感じになる。たまファンのなかでもやっぱりあの独特な声と不思議な世界を作る知久さんが好きなヒトが多い様だけど、たまらしくない正統派な滝本さんのファンも多い。でも石川さんの評価は子供には受けるようだけど、一般的には不当に低いような気がする。

石川さんの世界は、知久さんの世界とはちょっと違うけど、知久さんに負けないくらい、いやそれ以上にぶっとんでいて凄い。「東京パピー」という曲なんか最高だし、「ガウディさん」は確信犯って感じ。でも一番ぶっ飛んだのは、なんといってもライヴ録音の「カニバル」(アルバム「そのろく」より)。この曲は凄い。かなり前衛的で実験的。現代音楽というかフリージャズというか、それでいてオノ・ヨーコほどイキすぎてないポップさがある。勿論こういう個性が合わさって「たま」となった時、「たま」にしか出せない「たま」の世界が爆発するのだが。いやはや、ものすごいグループだ。

そういえばこの前にふらっと寄った中古CD屋さんで、ものすごいかっこいい曲がかかっていて、「ええ曲やなぁ」と思って聴いていたら、そこのCD屋の店員さんが「こんなの誰が買うんですかね?」みたいな会話をしていた。やっぱりボクってマニア? 変態?? 世の中には2パターンの人種がいるんですよ。「短2度の和音が不愉快なヒト」と「短2度の和音にシビレルひと」。ボクは増4度好きな変わり者です。ワルカッタワネイ!

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