パザ日誌

2002年06月18日(火)

Elevationツアーin RAG

昨年秋に発売された矢堀孝一氏の2nd Album “Elevation”のツアーがレコーディングのメンバーで
RAGにやって来たので、pazapのメンバーで観に行きました。矢堀さんのギターを聴くのは先月の
某ライヴ以来、約3週間ぶりだったのですが、なんせあのライヴは……だったもんで久しぶりに聴いたって感じでしたです(笑)。

今回のツアーでは矢堀さんはいわゆるガット・ギターのみのスタイルに、
GT-3とアンプはお店のJC-120という感じでした(1セット目が終わった後、JCの調子が悪いということで、急遽違うJCと差し換えられてましたが。多分近くに移転したRAGの事務所兼スタジオから運ばれて来たんじゃないかと……たしかに音が変わったと思いました)。

休憩時間に生野さんとあのナイロン弦のギターで、ディストーションを掛けたらどうなるのか話してて、結局「聴けたもんじゃないでぇ」という結論になりました。そして2セット目ではみごとギターソロの中でスイッチオン!歪んでます歪んでます!エレキギターの音とほぼ変わらずのディストーション・サウンドに、ひっくり返りそうになってしまいました(笑)。ま、まさか、そんな音がでるとわ!おみそれしやした!!

もちろん、矢堀さんもスゴかったですが、他のお二方も凄かった。ベースの
岡田治朗さんは、
大高清美さんの時に拝見してるので二回目でした。今回も独特のリズムの取り方で揺れてました。よくあれだけ体を動かして弾けるなぁと思ってしまいますが、ノリもソロも最高の素晴らしいベースでした。プロフィール見てみるとまだ三十五歳ぐらいなのですねぇ。今でも売れっ子ですが、これからの活躍もおおいに期待ですね。

来月のRAGでの
PRISMのライヴは和田アキラさんの御病気の為、延期になったそうです。それでもRAGでの別バンドでのマンスリー出演の記録は更新していくそうで、嬉しい限りです。

そして、大御所ドラマーは山木秀夫さん。ボクは初めて生で拝見したのですが、「大御所」というイメージは良い意味で裏切られて、気さくそうな感じのヒトでした。アンコールに登場した時にはボクが座ってる前を「すいません」と言って通っていかれまして、ほんと恐縮しました。今日は御自分のドラムセットではなかったのですが、ライド・シンバルを二つのタムの上中央にセットしためづらしいセッティングでした。当日ドラムテクニシャンとしてサポートしていたK氏にインタビューしますと、いつもこういうセッティングという訳じゃなくて、リハの時に色々と試して決めたらしいです。矢堀さん曰く「顔が見えないようにしている」という事でしたが……(笑)。1セット目の最後の曲では、曲の途中でバスドラのビーターが外れてしまうハプニングがあったようですが、全然気付かせないくらい迫真のプレイでした。ほんとに素晴らしい!

いつもながらに矢堀さんのM.Cも楽しく、かつ演奏はスゴくて、素晴らしいライヴを見せて頂きました。ライヴ後にはこの前の某所でのライヴについてわざわざお詫びにまで来て頂いて、矢堀さんのせいじゃないのに本当に恐縮でした。その後には大高清美さんや、この前の大高さんのライヴの時に飛び入りしたギタリストの
岡本博文さんまで駆け付けて、豪華な顔ぶれがそろって、ちょっとお得な気分のライヴでした。

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