指揮者で作曲家で少し前にお亡くなりになられた、山本直純さんの本「紅いタキシード」を読んでいる。その中で「シャケ」というニックネームの「新巻さん」というひとが出てくるのを見て、いったい日本中の「アラマキさん」のなかで何人の人が「シャケ」と呼ばれているんだろうと思ってしまった。かなりベタベタな付け方のニックネームだけに、こう呼ばれている「アラマキさん」さんは結構多いと思われる。特に小学生や中学生の頃は憎たらしい同級生にさぞかしからかわれ、なんでこんな名字に生まれてきたのか、親を恨んだひとも居るかもしれない。いや逆に覚えられやすい名前だから、この名前でよかったよという人も居るかもしれない。そういう思いをもった人が集結して「全国シャケと呼ばれるアラマキの会」とかがあって、北海道にてオフ会! なんてことがあったら面白いのになぁ……などと本を読みながら気持ち悪くひとりで笑ってしまった。
そうそう、「アラマキさん」の子供はやっぱり「イクラちゃん」と呼ばれるのだろうか? という疑問が……。