晴れになることが統計的に高い日を「晴れの特異日」なんていいますね。いつの間にか体育の日が移動してますが、十月十日が体育の日だった頃、ラジオの天気予報なんかを聞いていると、必ずと言っていい程「体育の日は晴れの特異日だとよく言いますが、実は本当は十一月三日が晴れの特異日なんです」なんて言ってました。
「体育の日」が制定されたのは、かつて東京オリンピックが開催されたからなのですが、その開催日を決めるときに気象庁の過去の統計から晴れやすい日を選んだとされてます。だから「十月十日イコール晴れの特異日」っていう様に信じ込んでいる様なのですね。勿論十月十日も晴れの特異日には違いないらしいのですが、「特異日の中でも一番の特異日ではない」という意味なのでしょうね。きっと気象協会には今までに何回も「十月十日は晴れの特異日っていうからこの日を娘の結婚式に決めたのに、なぜ雨が降るんだ! 折角の晴れの日が台無しだ。どうしてくれるんだ!! 離婚でもしようものならお前の責任だからな!!!」(笑)なんていう苦情があったりするんで、十月十日が「一番の晴れの特異日ではないんだ」というのを知って欲しいのでしょうねぇ。
それから気象庁の統計にしたって、全国のどこでも晴れなんていう訳じゃないだろうし、「十月十日が晴れの特異日」っていったら何か全国的にそう思われるのも気象協会にしたら嫌なのかもしれません。普通に考えて、「東京オリンピックが開かれた」ということは、関東地方の統計で決めてる訳だろうし、それを北海道で摘要するのもオカシイといえばオカシイ。しかも東京オリンピックって一日だけじゃないでしょう。もっと広い意味で決めた筈です。例えば、一番の晴れの特異日が 十一月三日だとしても、そこから大会をスタートさせたら気温的に問題があるとか……。いまいちネット上で調べても色々意見があってよく分かりません。「十月十日あたりは、秋の長雨が終わる頃で、天気が安定して来る頃で、気温的にもスポーツに向いている」っていう事じゃないかなぁと個人的には思いました。
ぷっ、これ書いてる後ろで流れてるテレビのニュースで「京都府舞鶴市」を「ずるまいし」って……。がはははは。アナウンサーのおねえさん、てんぱってるみたいです。こういうの見るとちょっと得した気分だったりします。アナウンサーのひとには悪いですが。