パザ日誌

2003年01月10日(金)

権力の使い方

「イヴニングレーダー」が終わって悲しんでたら、いつの間にか「情報ラジオ・スパイス」まで終わってしまって、今年から始まった「耳のごちそうMBSラジオ1179」こと毎日放送ラジオは夕方の報道番組MBSニュースワイド・アングル。昨日はゲストに「イヴニングレーダー」時代からもお馴染みの、元逗子市長で現在は龍谷大学法学部で地方自治を教えていらっしゃいます富野暉一郎さんでした。元市長の経験、視点からのコメントがとても興味深かったです。例の小学校の建て替え問題で問題になってる滋賀県豊郷町の町長については「権力の使い方を2つ間違っている」として、次の2つを指摘してました。

  1. 行政は司法に従わなければならない。暴走しないための「三権分立」である。
  2. 教育の事に関して、首長は決める事ができない。それは「教育委員会」に任せなければならない。

1つ目については小学校レヴェルですよね。もう基本中の基本の言語道断な話しですが、2つ目は面白かったですね。いくら首長といえども(というか「議会も」って事になるのでしょうね)教育に関する事は決められないのだそうです。マスコミも分かって無くて、みんな誤解してるという事でした。

その他では首長や議員は議員内閣制によって選ばれた国会議員とは違って、直接市民に選ばれたのだから「与党」「野党」は存在しない。「反対派」「賛成派」になる。とか、豊郷町の町長リコールについては、自分達で選んだ人を自分達が否定する事なのだからとても重い事。感情的になるんじゃなくて、これから充分に議論をして決めて欲しいというようなお話しでした。成る程、納得です。いやぁ、面白くてもっと話しが聴きたかったです。

あ、ボクは政治的な事はまったくの素人なので、ちゃんと理解してないかもしれません。間違ってたらすいませんです。

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